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食品機能素材の開発II (2001年『食品機能素材II』普及版) |
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| 1996年5月「新食品機能素材の開発」と題する本の企画監修をし,シーエムシー出版より刊行いたしました。食品の機能に関する研究・開発は目覚しいものがあり,新たな知見を加え2001年に「食品機能素材II」を刊行し,2005年に「食品機能素材III」を刊行いたしました。 余談ですが「食品機能素材」という題名についてはシーエムシー出版の吉倉さんと題名を検討した折に,名案が無く,判り難いが食品が持っている生理活性に係わる機能について「食品機能素材」とまとめることにしました。たまたま,本年(07年)「食品機能素材展」という展示会を見かけ,それなりに,この言葉が,一本立ちしたのかなと感じております。 ところで,前記した「新食品機能素材の開発」の普及版を出したいというお話が,昨年(06年)ありました。変化の激しいこの分野で10年前の内容でよいのか,出すだけの意義があるのか,読み直してみましたが,普及版の刊行により新たな読者のお目に留まることもあろうし,この分野の一里塚としての意義もあると考え,普及版には1996年に刊行されたままを普及版として出すことを明記し刊行いたしました。 この度,「食品機能素材II」の普及版のお話があり,同じ考えで刊行することにいたしました。しかし,お読みいただく場合,下記の点についてご留意頂きたくお願いいたします。 ●本書をお書きいただいた先生方はその時点でのデータに基づいてお書きいただいております。従がってそれ以降の成果や研究の内容については触れられておりません。それらについては各社のホームページをご覧いただくか,05年刊行の「食品機能素材III」等をご参照いただければ幸いです。 ●安全性や有効性の記述は特定の素材に関してのみであり,他の食品や食品由来の特定成分,そして医薬品との拮抗,相乗等の相互作用については担保できていません。 ●同様に生体内での利用可能量「バイオアベイラビリティ(bioavailability)」に関しても現時点では判らないことが多いと考えます。 ●遺伝子多型と素材に関しては最近研究が進んだこともあり触れておりません。 ●「食品機能素材II」が出版された01年と大きな変化は,国立健康・栄養研究所に「健康食品」の安全性・有効性情報に関するデータベースが04年から稼動したことです。改善,改良の余地は勿論ありますが,より良いデータベースが構築されるよう,業界も協力すべきと考えております。国民のために役立つデータベースになるよう,ご協力を期待いたします。念のためHPアドレスはhttp://hfnet.nih.go.jp/です。 |
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2007年8月 キリンビール株式会社 太田明一 |
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| 本書は2001年に『食品機能素材II』として刊行されました。普及版の刊行にあたり,内容は当時のままであり加筆・訂正などの手は加えておりませんので,ご了承ください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2007年8月 シーエムシー出版 編集部 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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執筆者の所属表記は,注記以外は2001年当時のものを使用しております。 |
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【総論編】 第1章 健康志向新時代(太田明一) 1. はじめに 2. 企画にあたって 3. 本書の構成 4. 健康食品についての私見 5. 健康食品を取り巻く環境 6. 健康食品の今後の課題 7. おわりに 第2章 食品の機能因子(大澤俊彦) 1. はじめに 2. 「食品機能」と「疾病予防」 3. 「がん予防」と「食品因子(フードファクター)」 4. 酸化ストレス評価のためのバイオマーカーの開発 5. 「酸化ストレス制御」と「食品機能因子」 第3章 食品が持つ機能,最新の話題 1. 微生物菌体成分による免疫機能調節(大野尚仁) 2. 脂質を中心に(島ア弘幸) 3. 糖質を中心に(北畑寿美雄) 4. 食物繊維を中心に(辻啓介) 第4章 農産物の最近の話題(津志田藤二郎) 1. はじめに 2. フェノール性成分 3. カロテノイド 4. グルコシノレート 5. テルペノイド 第5章 フリーラジカルによる各種疫病の発症と抗酸化成分による予防(吉田康一,二木鋭雄) 1. はじめに 2. フリーラジカル(ラジカル)と活性酸素 3. フリーラジカルの反応性 4. フリーラジカルによる酸化傷害と生体への影響 5. 抗酸化物による傷害防御 6. 抗酸化薬物の設計と開発 7. おわりに 第6章 臨床におけるフリーラジカルスカベンジャー(高野裕久,柳澤利枝,遠藤敦,吉川敏一) 1. 抗酸化物質とフリーラジカルスカベンジャー 2. 生体内抗酸化物質 3. 食品性抗酸化物質 4. 合成抗酸化物質 5. 抗酸化物質による細胞死の抑制 6. おわりに 第7章 血液の流動性(ヘモレオロジー)についての最近の話題 ―毛細血管モデルを用いた測定と健康および食品機能性の評価―(菊池佑二) 1. はじめに 2. 毛細血管の総本数,総延長 3. 毛細血管の本数と循環系の調節 4. 毛細血管血流を左右するヘモレオロジー因子 5. シリコン単結晶基板に加工した毛細血管モデル 6. 健常者における血液流動性(血液通過時間)の分布 7. 活性酸素傷害とヘモレオロジー 8. 健康・未病の診断 9. 食品・食品成分の血液流動性に及ぼす影響 第8章 ヒト遺伝子と機能性成分の感受性に関する最近の話題(一石英一郎,吉川敏一) 1. はじめに 2. 機能性成分による遺伝子発現変化 3. 機能性成分と遺伝子多型 4. 遺伝子解析も半導体チップ的時代に 5. おわりに 【素材編】 素材の選定について(太田明一) 第1章 ビタミン 1. カロチノイド:色と健康効果(L.J.ボロヴィツカ) 2. ビタミンE(阿部皓一,吉武繁廣) 3. ビタミンK(佐藤俊郎) 4. その他のビタミン(末木一夫) 第2章 カルシウム・マグネシウム(糸川嘉則) 1. カルシウムとマグネシウム 2. カルシウムとマグネシウムのバランスの必要性 3. 食品とカルシウム・マグネシウム 4. おわりに 第3章 脂質 1. n-3系(日比野英彦) 2. n-6系(鈴木修武) 3. 共役リノール酸(菅野道廣) 4. 大豆レシチン(行植,園良治) 5. 卵黄レシチン(佐藤稔秀) 6. 魚介類由来レシチン(井上良計) 第4章 植物由来素材 1. 大豆タンパク質及びペプチド(佐本将彦) 2. 小麦ペプチド(鈴木良雄) 3. ビルベリーエキス(佐々木務) 4. イチョウ葉エキス(森健一) 5. ウコン(高柿了士) 6. セラミド(阿部高樹) 7. カプサイシン(岩井和夫) 8. ニンニク(西村昇二) 9. アロエ(平田千春) 10. クロレラ(中西弘一) 11. 大麦若葉エキス粉末(萩原秀昭,上山英夫) 12. ケール・ケールエキス(宮尾興平) 13. エゾウコギ(五加参)(大野泰一郎) 14. ノコギリヤシ(小松とも子) 15. オオヒレアザミ(三島敏) 16. 茶カテキン(瀬戸龍太) 17. マカ(早川明夫) 18. 大豆イソフラボン(家森幸男) 19. ゴマリグナン(木曽良信) 20. バナバ(江川和康) 21. 田七人参(大野泰一郎) 22. ブドウ(有井雅幸) 23. クランベリー(葛西浩一) 24. カカオポリフェノール(梶睦) 第5章 動物由来素材 1. キチン・キトサン(金内理) 2. グルコサミン(坂本廣司) 3. ローヤルゼリー(福島信) 4. プロポリス(三島敏) 5. スクワレン(西川正純) 6. L-カルニチン(若松純一) 7. コラーゲン(本田真樹) 第6章 微生物由来素材 1. 乳酸菌(阿部文明) 2. 紅麹(玉田英明) 3. ビール酵母(雫石三佳) 4. アガリクス(堀内勲) 5. 冬虫夏草菌糸体エキス(内田あゆみ) 6. AHCC(活性化多糖類関連化合物)(小砂憲一) 7. シャンピニオンエキス(谷口治) 8. ヤマブシタケ(堀内勲) 9. 酵母食物繊維(BYC)(中村智彦) 10. ナットウキナーゼ(高岡晋作) 第7章 お茶(健康茶)(堤定蔵) 1. はじめに 2. お茶の定義 3. 健康茶(ハーブ茶) 4. 素材選択の留意点 5. 日本薬用食品学会準備委員会主催 6. 体質に合わせた健康茶の構成を考える 7. 安全性について 8. 中国茶の歴史と発展 9. 中国茶の製法による分類と工程,成分,特徴等について 10. 「3年黒茶」六保茶の栄養成分と特徴 11. テアニンについて 12. 3年黒茶エキスパウダーの特徴 13. 黒茶の発がん抑制成分 14. 茶カテキンの抗微生物作用について 第8章 乳製品を中心とした発酵食品(高見澤康太郎) 1. はじめに 2. 発酵乳とは 3. 発酵乳の定義および規格 4. 製造法 5. 安全性 6. 発酵乳の機能 7. 特定保健用食品としての発酵乳製品 8. 市場性 9. おわりに |
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