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機能性脂質の進展

(2001年『機能性脂質の新展開』普及版)

商品コード: B0776

  • 監修: 鈴木修・佐藤清隆・和田俊
  • 発行日: 2006年5月
  • 価格(税込): 4,104 円
  • 体裁: A5判、289ページ
  • ISBNコード: 978-4-88231-883-5
こちらの書籍については、お問い合わせください。

刊行にあたって

 『機能性脂質の開発と応用』を上梓してからほぼ10年が経過し,21世紀を目前にした今,その改訂版とでも言うべき本書を刊行する運びとなった。この間に,脂質の科学と技術に関して着実な進歩があった。特に,化学分析法や合成法の進歩や,遺伝子改変技術の脂質への応用(ただし,その社会的インパクトは開発者の思惑を超えていた)などは,その代表であろう。そこでこのような最近の展開をまとめるとともに,今後期待される発展も展望して,私どもは本書を刊行することとした。その意義は,下記にまとめられる。
 まず,21世紀の人類的な課題である再生可能な資源利用と天然志向という時代の要請にたいして,脂質は高いポテンシャルを有しており,脂質の高度利用への期待が高まっている。また脂質は,3大栄養素として主要カロリー源となっているだけでなく,高度不飽和脂肪酸や共役不飽和脂肪酸,あるいは抗酸化物質などの有用生理活性物質としての機能性が明らかにされている。
 もちろんこのような生理活性の高い脂質は,機能性が高いほど酸化などのネガティブファクターも効いてくるが,後に述べる物性面のサポートにより実用面でのインパクトが高まると期待される。さらに,材料科学の分野でも,脂質はそのポテンシャルを再認識されている。それには,研究対象としては構造脂質に見られる分子レベルでの脂質の材料設計と,エマルション・マイクロエマルションなどのような材料創成システムを脂質とその関連物質が構成するという二つの側面がある。
 グローバリゼーションの中で国際規格の変動が我が国にも及び,従来技術の改変が求められたり,消費者の強い自然志向・健康志向に対応した新しい技術の開発も必要となっている。このような技術的な課題に対応するためのキーワードである「機能性脂質」は,21世紀においてもその価値を減じることはないであろう。
 最後に,ご多忙中にも関わらずご執筆いただいた諸先生方に,厚くお礼を申し上げます。
2000年11月  監修者一同(鈴木修,佐藤清隆,和田俊)

<普及版の刊行にあたって>
 本書は2001年に『機能性脂質の新展開』として刊行されました。普及版の刊行にあたり、内容は当時のままであり加筆・訂正などの手は加えておりませんので、ご了承ください。

2006年5月  シーエムシー出版 編集部

著者一覧

菅野道廣   熊本県立大学 環境共生学部 教授
         (現)九州大学 名誉教授;熊本県立大学 名誉教授
鈴木 修   広島大学 工学部 教授
         (現)(独)産業技術総合研究所 生物機能工学研究部門 顧問
和田 俊   東京水産大学 水産学部 食品生産学科 教授
         (現)東京海洋大学 海洋科学部 食品生産科学科 教授
佐藤清隆   (現)広島大学 生物圏科学研究科 教授
戸谷洋一郎   成蹊大学 工学部 教授
         (現)成蹊大学 理工学部 教授
伊藤俊洋   北里大学 基礎科学センター 化学研究室 教授
秋 庸裕   広島大学 大学院 先端物質科学研究科 助手
金井みち子   日本ウォーターズ(株) 市場開発部 次長
         (現)サーモエレクトロン(株) サイエンティフィックインスツルメンツ事業部C&MS営業本部 本部長
堤 崇史   月島食品工業(株) 研究所 第一研究室
五十嵐友二   (財)日本食品分析センター 多摩研究所 試験研究課 課長
         (現)(財)日本食品分析センター 栄養科学部 部長
窄野昌信   宮崎大学 農学部 応用生物科学科 食品機能化学講座 助教授
         (現)宮崎大学 農学部 応用生物科学科 食品機能化学講座 教授
河原 聡   宮崎大学 農学部 応用生物科学科 食品機能化学講座 助手
池田郁男   (現)東北大学 大学院 農学研究科 生物産業創成科学専攻 食品機能健康科学講座 生体分子機能学分野 教授
渡邊浩幸   花王(株) 生物科学研究所
         (現)戸板女子短期大学 食物栄養科 教授
後藤直宏   東京水産大学 水産学部 食品生産学科 助手
         (現)東京海洋大学 海洋科学部 助手
竹内弘幸   日清製油(株) 研究所 主管
         (現)日清オイリオグループ(株) 研究所 グループリーダー
遠藤泰志   東北大学 大学院 農学研究科 助教授
青山敏明    (現)日清オイリオグループ(株) 研究所;横須賀事業場長兼研究所長
阪本光宏   阪本薬品工業(株) 研究所 食材グループ グループリーダー
宮下和夫   北海道大学 大学院 水産科学研究科 生命資源科学専攻 教授
         (現)北海道大学 大学院 水産科学研究院 機能性物質化学研究室 教授
西崎正之助   (現)天藤製薬(株) 品質保証部 部長
中島寿昭   出光テクノファイン(株) バイオ事業部 バイオケミカル1課 課長
         (現)出光興産(株) アグリバイオ事業部 アグリバイオ二課 部長付 ヘルスケアリーダー
青山倫也   出光テクノファイン(株) バイオ事業部 バイオケミカル1課 主任
秋元健吾   サントリー(株) 基礎研究所 主任研究員
         (現)サントリー(株) 知的財産部 課長
鈴木平光   農林水産省 食品総合研究所
         (現)(独)食品総合研究所 食品機能部 機能生理研究室 室長
横地俊弘   工業技術院 生命工学工業技術研究所
         (現)(独)産業技術総合研究所 生物機能工学研究部門 脂質工学研究グループ 研究グループ付
小埜和久   広島大学 大学院 先端物質科学研究科 教授
中村丁次   聖マリアンナ医科大学病院 栄養部 部長
         (現)神奈川県立保健福祉大学 栄養学科 教授

 執筆者の所属は,注記以外は2001年当時のものです。

目次

<総論編>
第1章 油脂の栄養
1. はじめに
2. 油脂の栄養機能
3. 油脂の生理(薬理)機能
3.1 脂肪酸の生理活性
3.2 構造脂質
3.3非脂肪酸成分の機能性
4. 油脂の栄養・生理機能への期待:将来の展望
5. おわりに

第2章 高度不飽和脂肪酸生産技術の進展
1. はじめに
2. 高度不飽和脂肪酸の代謝
3. n-6系列高度不飽和脂肪酸(n-6PUFA)の生産技術
3.1 γ-リノレン酸(GLA)
3.2 ジホモ-γ-リノレン酸(DGLA)の微生物生産
3.3 アラキドン酸(ARA)の微生物生産
4. n-3系列高度不飽和脂肪酸(n-3PUFA)の生産技術
4.1 α-リノレン酸(ALA)
4.2 エイコサペンタエン酸(EPA)
4.3 ドコサヘキサエン酸(DHA)
5. おわりに

第3章 脂質の基礎と分析
1. 脂質の基礎,その定義と分類
1.1 定義
1.2 分類
1.2.1 単純脂質(simple lipid)
1.2.2 複合脂質
1.2.3 誘導脂質(derived lipid)
2. 食品脂質の抽出と分画
2.1 食品脂質の抽出
2.2 脂質の精製と分画
3. 脂質の機器分析-トリアシルグリセロール分子種分析を中心に
3.1 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
3.2 TGのHPLC分子種分析におけるパーティションナンバー(PN)
3.3 PNを用いたTG分子種分析の実際
4. おわりに

第4章 脂肪酸・アシルグリセロールの構造と物性
1. はじめに
2. 脂質構造の多様性
2.1 化学構造・結晶構造の多様性
2.2 多形転移のプロセス
3. 不飽和脂肪酸の構造と物性
4. トリアシルグリセロールの構造と物性
4.1 飽和脂肪酸の混酸型トリアシルグリセロール
4.2 飽和・不飽和混酸型トリアシルグリセロール
5.  融液からの集合体形成のダイナミクス
5.1 脂肪酸の液体構造
5.2 トリアシルグリセロールの液晶形成
6. 油脂の混合系の多形現象
7. O/Wエマルションにおける油脂-乳化剤相互作用

第5章 脂質の酸化抑制機構
1. はじめに
2. 脂質の酸化機構
2.1 自動酸化
2.2 熱酸化反応
3. 酸化防止剤
3.1 含窒素リン脂質の酸化防止相乗効果
4. 酸化防止機構
4.1 ラジカル捕捉剤の酸化防止機構
4.2 過酸化物分解剤の酸化防止機構
4.3 共役ポリエン系化合物の酸化防止機構
4.4 第1級アミノ化合物の酸化防止相乗機構
5 おわりに

第6章 リン脂質
1 はじめに
2 リン脂質の化学構造
2.1 グリセロリン脂質
2.2 生理活性リン脂質
(1) ホスファチジン酸
(2) リゾホスファチジン酸およびサイクリックホスファチジン酸
(3) ホスファチジルイノトール
(4) ホスファチジルグリセロール
(5) カルジオリピン
(6) ホスファチジルセリン
(7) ホスファチジルコリン
(8) ホスファチジルエタノールアミン
(9) リゾビスホスファチジン酸
(10) ピロホスファチジン酸
3. 天然におけるリン脂質の分布
4. 酵母のリン脂質組成
5. ウイルスの脂質
6. リン脂質調整上の注意
7. リン脂質の工業領域における応用

第7章 脂肪酸不飽和化酸素の遺伝子解析技術の進展
1. はじめに                             
2. 不飽和脂肪酸生合成系酵素遺伝子のクロ-ニング
2.1 真菌類の脂肪酸不飽和化系
2.2 植物の不飽和化酵素
2.3 動物の不飽和化酵素
2.4 不飽和化酵素の構造
2.5 鎖長延長酵素
3. 不飽和化酵素の機能改変
4. おわりに

第8章 遺伝子組換え植物による機能性脂質の開発
1. はじめに
2. 遺伝子組換え植物(Gene Modified Organisms,GMO)
3. 植物脂質遺伝子解析研究の進展
4. 遺伝子組換え植物脂質
5. 食品としての遺伝子組換え植物脂質の表示義務
6. おわりに

<応用編>
第1章 脂質の分析と機能性
1. 高度不飽和脂質のLC/MS分析
1.1 はじめに
1.2 LC/MSについて
1.3 標品の測定例
1.4 天然油脂への応用
1.5 まとめ

2. DHA・n-3系脂肪酸のNMR分析
2.1 はじめに
2.2 NMRでどうして魚油がはかれるのか?
2.2.1 メチル水素を比較するとn-3系脂肪酸含量がわかる
2.2.2 メチル炭素の場合,n-3系/n-6系脂肪酸比率もわかる
2.2.3 カルボニルの隣のメチレン水素でDHA含量がわかる
2.2.4 カルボニル炭素を比較するとTG分子種比率がわかる
2.3 水素核NMRによるDHA絶対量分析法の開発
2.4 炭素核NMRによる存在比率の推定
2.5 おわりに

3. 共役リノール酸の分析と機能
3.1 はじめに                    
3.2 共役リノール酸の分析
3.3 共役リノール酸の機能
3.4 おわりに

4. ジアシルグリセロールの生理機能
4.1 はじめに    
4.2 DGの構造
4.3 DGの消化・吸収・代謝機構
4.4 DGの熱量と消化率
4.5 ラットを用いたDGの長期投与試験
4.6 DGのヒトへの影響
4.6.1  ヒト臨床試験による食後の血中中性脂肪増加抑制効果観察
4.6.2 長期摂取の影響(摂取油量を制限した場合の効果)
4.6.3 長期摂取の影響(摂取油量を制限しない場合の効果)
4.7 おわりに

5. 中鎖脂肪酸の生理機能
5.1 はじめに
5.2 中鎖脂肪酸について
5.3 中鎖脂肪酸の栄養特性と生理機能
5.4 中鎖脂肪酸の食品利用
5.5 おわりに

第2章 脂質の機能性と物性
1. 構造脂質の開発と応用
1.1 構造脂質の分子設計
1.1.1 構造脂質の定義
1.1.2 構造脂質の種類
1.1.3 構造脂質の合成法
1.1.4 構造脂質のデザイン化
1.2 構造脂質の生理機能
1.2.1 はじめに
1.2.2 トリアシルグリセロール構造と油脂の消化吸収・代謝
1.2.3 構造脂質の生理機能
1.2.4 おわりに

2. 乳化と脂質の機能性
2.1 乳化剤の開発
2.1.1 はじめに
2.1.2 ポリグリセリン縮合リシノール酸エステル
2.1.3 ポリグリセリンエルカ酸エステル
2.1.4 ポリグリセリン混合脂肪酸エステル
2.1.5 おわりに
2.2 脂質の酸化抑制と乳化
2.2.1 はじめに
2.2.2 抗酸化物質の活性
2.2.3 分散粒子の界面の性質と脂質の酸化安定性
2.2.4 各種機能性PUFAのエマルション中での酸化安定性
2.2.5 タンパク質エマルション中での脂質の酸化安定性
2.2.6 おわりに

3 脂質の坐剤基剤への応用
3.1 坐剤について
3.1.1 定義
3.1.2 坐剤の分類
3.1.3 坐剤投与の特徴
3.2 坐剤基剤の選択について
3.3 坐剤の製造方法について
3.3.1 溶融法
3.3.2 冷圧法
3.4 坐剤基剤の試験法について
3.4.1 物理的試験
3.4.2 化学的性質
3.4.3 含量均一性試験または重量偏差試験
3.4.4 放出・吸収試験
3.4.5 局所刺激性試験
3.5 医薬品添加物とその応用について
3.5.1 医薬品添加物
3.5.2 坐剤への添加剤の応用

第3章 機能性脂質の医療への応用
1. 機能性脂肪酸の生産技術の開発と応用
1.1 γ-リノレン酸
1.1.1 はじめに
1.1.2 γ-リノレン酸とは
1.1.3 GLAの生体への作用
1.1.4 GLAの応用研究
1.1.5 おわりに
1.2 アラキドン酸
1.2.1 はじめに
1.2.2 アラキドン酸含有油脂(SUNTGA40S)の生産技術開発
1.2.3 最近注目されるアラキドン酸の生理機能
1.2.4 おわりに
1.3 機能性脂肪酸の生産技術の開発と応用―イコサペンタエン酸
1.3.1 はじめに
1.3.2 自然界におけるIPAの分布
1.3.3 IPAの生産技術
1.3.4 IPAの医療への応用
1.3.5 IPAの医療品への利用
1.3.6 おわりに
1.4 ドコサヘキサエン酸・ドコサペンタエン酸の微生物生産技術
1.4.1 DHAの機能と微生物生産
1.4.2 バクテリアによるDHA生産
1.4.3 微細藻類によるDHA生産
1.4.4 ラビリンチュラ類によるDHAおよびDPAの生産
1.4.5 PUFA生産微生物の可能性

2. 機能性脂質のアレルギー疾患治療への応用
2.1 はじめに
2.2 アレルギー疾患の急増要因
2.3 アレルギー発症に関与する炎症性脂質メディエーター
2.4 脂質の体内動態
2.5 エイコサノイドのアレルギー炎症への関与
2.6 n-6系/n-3系PUFAのアレルギー疾患改善効果
2.7 おわりに

3. 脂質の機能性と肥満
3.1 はじめに
3.2 エネルギー代謝と肥満
3.3 エネルギー代謝に対する食事の影響
3.4 体脂肪としての蓄積されやすい成分
3.5 グリセミックインデックスと脂質の機能性
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