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フッ素系材料と技術―21世紀の展望―

(2002年『21世紀のフッ素系新材料・新技術』普及版)

商品コード: B0812

  • 監修: 松尾仁
  • 発行日: 2007年3月
  • 価格(税込): 2,808 円
  • 体裁: A5判、189ページ
  • ISBNコード: 978-4-88231-919-1

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刊行にあたって

 フッ素系新材料・新技術を扱うフッ素化学、それは、1928年のフロンガスの発見や1938年のポリテトラフルオロエチレンの発見など20世紀前半までに基礎が固められ、耐熱性、耐薬品性、耐候性、低表面エネルギー、低屈折性、水素に次いで立体的に小さいなどの特徴が利用され、工業材料・自動車材料・生活関連材料、電気・電子・光学材料、医薬・農薬として華々しく20世紀の歴史の1頁を飾った。
 しかし、1974年、あの最も安全な冷媒としてもてはやされていたフロンが米国のローランド博士によって「オゾン層を破壊している」と指摘されて、20世紀の世紀末には悪者のイメージさえ懐かれて栄光の輝きを失っていったことは人々の記憶に新しい。そのフッ素化学は果たして21世紀にはどうなるのであろうか。あの輝きはもはや過去の彼方に沈んでしまい、歴史上の出来事として葬り去られてしまうのだろうか。
 本書は21世紀におけるフッ素化学を展望するのが目的である。21世紀に突入した現在、フロンのオゾン破壊と言うマイナスのイメージはまだまだ支配的だが、その輝きの喪失、逆境とさえ言える状況だった20世紀末から21世紀にかけて振り返ってみると、オゾン層を破壊しない代替フロンの開発、オゾン層を破壊するフロンを含めてあらゆるフロンの回収・破壊技術開発は着実に進んでおり、また上記のフッ素の特徴を生かした新材料・新技術は全ての分野において確実に進歩を遂げていることがわかった。さらに半導体分野、電池分野、ナノマテリアルを始めとする新材料分野において新規なフッ素系材料が登場していることもわかった。
 1994年、シーエムシー社から山辺正顕氏と筆者の監修による『フッ素系材料の最新動向』が出版された。そこにはその年までのフッ素系材料の発展の様子が書かれている。また、その前にも同じくシーエムシー社が数年に一度の頻度で出版した故石川延男東京工業大学名誉教授監修の成書がフッ素化学の展開の模様を記している。従って、それまでのフッ素化学の歴史はその数々の成書に譲り、ここでは、ここ数年の文献・特許・製品技術資料をベースに、国際フッ素化学シンポジウム、欧州フッ素化学シンポジウム、さらには米国のウイスターコンファランス、日本のフッ素化学討論会などの国際学会情報を加えて、産業界関係情報、学会誌関係情報をつぶさに調べ、この数年を中心にその進展状況を明確にし、さらには21世紀の展望を占ってみたい。
 内容は、まずフッ素化学の発展に大きな影響を与えたフロン問題を中心とした環境問題を取り上げる。代替フロンの普及状況と今後の展開、フロン回収とその破壊、或いはフッ素化合物のリサイクル技術の紹介、そして、フッ素化合物の毒性問題について述べる。
 続いて、フッ素樹脂、フッ素ゴム、フッ素樹脂フィルム、フッ素コーティング、撥水撥油剤・表面改質剤、フッ素樹脂膜、含フッ素液晶、生理活性物質・中間体などのフッ素系材料の課題はどこまで解決したか、また、どんな新技術が生まれ、どのような用途展開が図られているのか、そして、最後に夢が大きく膨らむであろうフッ素系新材料について、その可能性と21世紀の展望をまとめた。
2002年4月 松尾仁

<普及版の刊行にあたって>
 本書は2002年に『21世紀のフッ素系新材料・新技術』として刊行されました。普及版の刊行にあたり、内容は当時のままであり加筆・訂正などの手は加えておりませんので、ご了承ください。

2007年3月 シーエムシー出版 編集部

著者一覧

松尾仁(まつお まさし)

1966年  東京大学工学部 卒業
1971年  東京大学大学院博士課程 修了
1971年  東京大学 工学博士
1974年  旭硝子㈱入社
1993年  同社化学品事業部 研究所 所長
1996年  同社中央研究所 化学領域研究所 所長
1997年  同社社長室 部長
2003年  三星精密化学 上級顧問
2005年  同社退社
       DRKNET 技術顧問

[受賞歴]
1992年大河内賞
1992年高分子学会賞

[著書](いずれも分担執筆)
 フッ素化合物の化学と工業、フッ素化合物の最先端応用技術、フッ素化合物の合成と機能、機能性ポリウレタン(編集)、フッ素系材料の最新動向(監修)
 (以上いずれもシーエムシー出版)

目次

はじめに

第1章 環境問題
1. フロン規制の現状と今後の展望
2. 回収・廃材処理とリサイクル問題
3. 21世紀の展望

第2章 フッ素樹脂
1. はじめに
2. PTFEの溶融成形
3. コモノマー新合成法の開発
4. 新フッ素樹脂
5. 超臨界媒体中での重合法の開発
6. 21世紀の展望

第3章 フッ素ゴム
1. フッ素ゴムの耐久性
2. 放射線・電子線架橋
3. コストダウン
4. 新規用途
5. 21世紀の展望

第4章 フッ素コーティング
1. はじめに
2. 非粘着コート
3. 耐候性塗料
4. ポリマーアロイ
5. 21世紀の展望

第5章 フッ素フィルム
1. 非粘着用途
2. 耐候性用途
3. その他の用途
4. 21世紀の展望

第6章 フッ素膜
1. 食塩電解法イオン交換膜
2. 燃料電池への応用
3. 分離膜
4. 21世紀の展望

第7章 撥水撥油剤
1. はじめに
2. 撥水機能の多様化とその応用
2.1 超撥水性
2.2 滑水性
2.3 動的接触角と撥水性発現機構
3. 繊維用撥水撥油剤
3.1 耐久性
3.2 超撥水性
3.3 環境保全・省エネ型撥水撥油剤
4. 21世紀の展望
  
第8章 含フッ素液晶・含フッ素染料
1. 含フッ素液晶
1.1 はじめに
1.2 環構造にフッ素が導入されたフッ素系液晶材料
1.3 コア部にフッ素を導入したフッ素系液晶材料
1.4 強誘電液晶
2. 含フッ素染料
3. 21世紀の展望
 
第9章 生理活性物質・中間体
1. はじめに
2. フッ素系医薬
2.1 抗ガン剤
2.2 合成抗菌剤
2.3 循環器系作用薬
2.4 中枢神経系作用薬
2.5 その他
3. フッ素系農薬
3.1 除草剤
3.2 殺虫剤
3.3 殺菌剤
4. 合成法の進歩
4.1 ビルディングブロック法
4.2 フッ素化法
4.2.1 求電子的フッ素化法
4.2.2 求核的フッ素化法
5. 21世紀の展望

第10章 新材料・新用途展開
1. はじめに
2. 半導体関連材料
2.1 半導体製造用フッ化物ガス
2.2 レジスト
2.3 フッ素樹脂材料
3. 光ファイバー
3.1 GI型全フッ素化POF
3.2 その他のフッ素系光ファイバー
3.3 光導波路
4. 電池材料
4.1 電解質におけるフッ素の重要な役割
4.2 期待高まるポリマーリチウム電池
5. イオン性液体
6. ナノカーボン
7. 21世紀の展望

おわりに



 
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