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液体燃料化技術の最前線―環境にやさしいGas To Liquids―

★ 天然ガス・重油・石炭・バイオマスから、クリーンなナフサ、灯油、軽油を作り出す新テクノロジー。
★ エネルギー&環境問題を解決する注目のキーワード!

商品コード: B0824

  • 監修: 幾島賢治
  • 発行日: 2007年2月
  • 価格(税込): 1,620 円
  • 体裁: B6判、128ページ
  • ISBNコード: 978-4-88231-931-3

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刊行にあたって

【推薦のことば】

 21世紀はBRICsの時代と言われており,とりわけ中国やインドをはじめとするアジア諸国でのエネルギー需要の大きな伸びが見込まれる。しかし一方で,大きな石油資源を有する中東地域では相変わらず政情不安が続き,またベネズエラなどの石油資源保有国の間では国家管理が進められるなど,高騰する原油価格が低下する要因は見つからない。このような状況の中,各国ともエネルギーセキュリティの重要性に関心を寄せている。
 わが国も例外ではなく,すでに2002年6月,「安定供給の確保」,「環境への適合」,「市場原理の活用」のエネルギー政策の3つの基本方針を示した「エネルギー政策基本法」が議員立法で制定された。さらに,エネルギー政策基本法に基づく「エネルギー基本計画」の改定について,2006年5月にまとめられた「新・国家エネルギー戦略」計画への反映を主目的に,総合エネルギー調査会総合部会で検討が開始されている。ここでは「新・エネルギー国家戦略」で示された「運輸部門のエネルギー多様化の推進」や「石油の効率的・高度利用」などの具体的な推進手段として,バイオマスの供給確保,流通環境の整備と加速化,E10対応の自動車の開発促進と合わせ,GTLの活用促進も盛り込まれる予定である。GTLに関しては,技術開発の取り組みは国家予算を投じて進められてきたが,エネルギー政策として活用の推進を謳ったのは初めてである。
 このような環境の中,著者がGTLに着目し,1冊にまとめ上げたというのは,先見の明ありというか,見事というほかはない。著者は,GTLの使われ方について「当面液体燃料が主役で,代替も液体燃料であることを疑う余地はない」と断言しており,「この予想が大きく的を外れるとしたら,それは燃料電池が普及した場合」と,特にFT軽油の活用の道を極めて良識的に捉えた考え方を示している。
 「運輸部門の石油依存度80%以下」のために何が最も近いところにあるかと聞かれれば,現在の軽油保有車の排ガス,性能,供給インフラ,安定供給性などを総合的に評価したとき,自分はFT軽油であると素直に答えると思う。最も気になる経済性についても,著者は心得ており,きちんとした回答を用意している。
 本書は,GTLの入門書として,またGTLを考える人にとってはヒントを得る書として,有効に活用できると確信している。著者の深甚な知識の一端で書き上げられたものと考えられるので,関心のある方は一読後,ぜひ著者と直接会い,さらに深い議論をされることを合わせておすすめしたい。おそらく喜んで応えていただけると思う。

西川輝彦(石油連盟常務理事付(環境安全担当)参与)


 著者とのお付き合いは7,8年前に遡る。ともに(財)石油産業活性化センターで一緒に仕事をして以来の仲である。知り合ってからの月日は浅いが,今では竹馬の友のような関係である。それはお互い飲んで騒ぐことが好きで,仲間と一緒に飲んだ後,よくカラオケで興じたからだと思っている。このような付き合いの中で,仕事以外の時間を研究や調査に費やしている彼を知った。家族の方には少々気の毒ではあるが,その成果はいろいろなところで発表されている。代表的なものは,化学工業日報社から出版されている『燃料電池の話』であろう。この本は大好評で今でも版を重ねている。その理由は分かりやすく実際に見聞した経験に基づく内容であるからであろう。
 前置きが長くなってしまったが,今回の『液体燃料化技術の最前線』が出版されると聞き,遅きに失したとの思いである。彼の得意分野は燃料電池とGTLであるが,GTLの著書はなかなか出版されなかったからである。今は「待ってました!」と声を掛けるような気持ちである。この本も版を重ね,隠れたベストセラーになることを確信している。
 
辻井 貢(前・(財)石油産業活性化センター 技術業務部長;前・コスモ石油(株) 中央研究所長)


 本書は,経済産業省が2006年度に策定した「新・国家エネルギー戦略」に謳われている新燃料「GTL」を平易にまとめたものである。GTLは天然ガスや石炭を環境負荷低減液体燃料に転換する技術であり,環境問題の解決策の一つとして位置づけられている。GTLの製品は,メタノール,FT油,DMEであるが,本書は超クリーン燃料として最も実用化の可能性が高いFT油に焦点を絞り,FT油を製造するための合成ガス調製法とFT反応の技術について簡潔に述べている。また,現在FT油を製造しているサソール社,ペトロSA社,シェル社の最新装置,販売体制などの情報にも触れている。
 今後,GTLの研究,そして事業化は,ますます活発になると予想されるので,エネルギー分野の研究者,実務者に導入書として本書をおすすめしたい。

大倉一郎 (東京工業大学 教授;(社)石油学会 副会長)


 私が初めて幾島氏とお会いしたのは今から3年程前で,燃料電池がいよいよ形になる時期であり,燃料電池について熱く語られていた姿を今でも鮮明に覚えている。それ以来,まだ日は浅いものの幾島氏の研究者らしからぬ言動や行動力の魅力にすっかりはまり,定期的にひざを交えて情報交換するお付き合いとなった。いろいろな話をすればするほど,幾島氏の圧倒的な行動力に感服する次第である。
 燃料電池が,日本ではまだ海のものとも山のものとも分からぬときに,「百聞は一見にしかず」を実行し,世界の燃料電池研究機関(または者)を単独で訪問され,自分の目で普及の可能性を確認されたからこそ,あの行動に繋がったのだと思う。まさに起業家精神の発露である。
 燃料電池の道筋がある程度見えた昨今,今度はGTLをメインとした『液体燃料化技術の最前線』を執筆されたということを聞き,驚きと感銘を受けた。言い方は悪いが,幾島氏は「新しいもの好き」的なところはあるものの,しっかり道標を作り道筋につなげているところが,単なる新しい物好きな人間と違って,開拓者と呼べるであろう。否,彼こそが起業家なのかもしれない。
 日本のエネルギー事情に憂慮し,今回も先見の明で,日本ではまだあまり真剣に議論されていないGTLにターゲットを絞って日夜情報を集めるという,思い立ったら即行動のバイタリティーには頭が下がる。幾島氏のような挑戦も,ある意味では日本のエネルギー供給の安定に間接的に寄与するものと思う。 今回の著書も,世界各国を回った幾島氏が,鋭い視線からまとめたGTLの情報がぎっしり詰まっている。日本の新しいエネルギー(GTL)活用の標として,多くの方に一読願いたい書物である。

石黒俊雄 (アストモスエネルギー(株) 代表取締役会長)


 2005年1月16日,今治市は越智郡11町村が合併し,全国でも類を見ない12市町村という新たな枠組みでスタートしましたが,その新市の特長の一つとして,エネルギー関連企業・施設の集積があります。それは,四国ガス本社,太陽石油四国事業所の立地,また,菊間国家石油備蓄基地,波方国家石油ガス備蓄基地などの存在です。これらの集積メリットを生かし,新たなエネルギー基地になるべく,すでにさまざまな取り組みが始まっていますが,中でも太陽石油に所属する幾島先生は,本市が主催する市民啓発の各種エネルギー関連講演会などにご参加いただき,難解なエネルギー専門用語を分かりやすく説明,解説していただいているほか,他企業や大学などと連携され,新エネルギーの研究会開発でも中心的な役割を果たされています。先生は燃料電池の分野でも世界的に有名で,このような方が本市にいらして,産業界や大学,さらには広く市民全般へと好影響を与えてくださることを,ありがたく,また大変心強く思っております。
 この度の本書の発行にあたり,お喜びとお祝いを申し上げ,先生のますますのご活躍をお祈りいたしますとともに,本書が国内はもとより,世界のエネルギーと環境の未来に大きく貢献することを期待してやみません。
 
越智 忍(愛媛県今治市長)


 家庭で使用されている新しいクリーン燃料について大変わかりやすく解説してくださっています。小さなお子さんを持つお母さん、お父さんもぜひお読みくださるようおすすめします。
 
有馬泰子(公文式教室、指導暦40年)

著者一覧

幾島賢治(いくしまけんじ)

太陽石油(株) 研究グループ長
1950年、愛媛県生まれ。
1974年、東京電機大学卒業、1998年、東京工業大学工学博士取得。
1974年に太陽石油(株)入社後、1998年に経済産業省のGTL調査団として海外視察に参加。帰国後、訪問先でよく耳にした「PEFC(固体高分子型燃料電池)」について調べはじめ、日本に燃料電池を広めるきっかけを作る。現在、GTLの理解を広めるために、講演活動なども活発に行っている。著書に『燃料電池の話』(化学工業日報)『石油精製プロセス』(講談社)などがある。 

目次

推薦のことば
まえがき 

第1章 GTLとは 
1. 概要 
2. 製造 
2.1 原料 
2.1.1 天然ガス 
2.1.2 石炭 
2.1.3 重油 
2.2 合成ガス製造技術 
2.2.1 水蒸気改質法 
2.2.2 部分酸化改質法 
2.2.3 自己熱改質法 
2.3 GTL製品の製造方法 
2.3.1 FT油 
(1) 液体化 
(2) アップグレード 
2.3.2 メタノール 
2.3.3 DME 

第2章 GTL製品の種類と用途 
1. 石油製品とFT油 
1.1 石油製品 
1.2 FT油 
1.2.1 FTナフサ 
1.2.2 FT灯油 
1.2.3 FT軽油 
2. メタノール 
3. DME 

第3章 GTLの事業化 
1. FT油事業 
1.1 サソール社(南アフリカ) 
1.1.1 原料 
1.1.2 合成ガス製造装置 
1.1.3 FT油合成装置 
1.1.4 アップグレーディング装置 
1.1.5 製品販売 
1.1.6 新規事業 

1.2 ペトロSA社(南アフリカ) 
1.2.1 原料 
1.2.2 合成ガス製造装置 
1.2.3 FT油合成装置 
1.2.4 アップグレーディング装置 
1.2.5 製品販売 

1.3 シェル社(マレーシア) 
1.3.1 原料 
1.3.2 合成ガス製造装置 
1.3.3 FT油合成装置 
1.3.4 アップグレーディング装置 
1.3.5 製品販売 
1.3.6 新規事業 

1.4 エクソンモービル社(米国) 
1.4.1 原料 
1.4.2 合成ガス製造装置 
1.4.3 FT油合成装置 
1.4.4 アップグレーディング装置 

1.5 シントロリウム社(米国) 
1.5.1 原料 
1.5.2 合成ガス製造装置 
1.5.3 FT油合成装置 
1.5.4 アップグレーディング装置 

1.6 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(旧・石油公団)
1.6.1 原料 
1.6.2 合成ガス製造装置 
1.6.3 FT油合成装置 
1.6.4 アップグレーディング装置 

2. メタノール事業 
2.1 原料 
2.2 合成ガス製造装置 
2.3 メタノール製造装置 
2.4 製品販売 

3. DME事業 
3.1 原料 
3.2 合成ガス製造装置 
3.3 メタノール製造装置 
3.4 DME製造装置 
3.5 製品販売 

第4章 GTLの経済性 
1. 事業評価の要素 
1.1 FT油事業 
1.1.1 技術面 
(1) 設計上の問題 
(2) 建設上の問題 
1.1.2 経済面 
(1) 原料 
(2) 合成ガス製造方法 
(3) FT油合成装置 
(4) 製品販売 
1.2 メタノール事業 
1.2.1 技術面 
1.2.2 経済面 
1.3 DME事業 
1.3.1 技術面 
1.3.2 経済面 

2. 事業性評価 
2.1 FT油 
2.2 メタノール 
2.3 DME 

第5章 GTLのわが国への導入 
1. GTLの国内導入 
1.1 FT油の市場普及量 
1.2 FT油の競争力 
2. FT油導入のシナリオ 

第6章 まとめ 

文献 
あとがき 
索引 
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