• 電子版 月刊BIO INDUSTRY

検索条件

フリーワード商品検索

→詳細検索はこちら


お買い上げ合計金額2,000円以上の場合は配送料を当社負担!

cmcbooks内の検索(Yahoo検索)

商品カテゴリ

オススメコンテンツ
広告出稿のご案内
月刊誌や年鑑などの印刷物への広告から,Webやメールマガジンまで,広告出稿をお考えの方へのご案内です。

書評掲載一覧
さまざまな雑誌,新聞等で掲載していただいた書評の一覧です。(11月13日更新)

電子書籍のご案内
過去の書籍をお求めやすい価格で電子版として販売! 雑誌バックナンバーも充実!

常備書店
常時棚揃えしている全国の書店様をご紹介しています

海外注文 overseas order
海外からのご注文も承っています。


よくある質問
お問い合わせの多いご質問など,よくあるご質問を掲載しています。


弊社サイトは,グローバルサインのSSLサーバ証明書を導入しております。ご注文情報等は,全て暗号化されますので安心してご利用頂けます。

自動車用バイオ燃料技術の最前線

  • Recent Technologies of Biofuel for Automotive
★ 石油代替のクリーンなエネルギーとして脚光を浴びる技術!
★ バイオ燃料の品質向上や実証試験という斬り方で刊行!
★ 自動車産業や石油産業の関係者、NPOや自治体の方々に是非!

商品コード: T0604

  • 監修: 山根浩二
  • 発行日: 2007年12月
  • 価格(税込): 70,200 円
  • 体裁: B5判、192ページ
  • ISBNコード: 978-4-88231-987-0
こちらの書籍については、お問い合わせください。
  • バイオエタノール,ディーゼル,ETBE,ブラジル,自動車,ソフトバイオマス,サトウキビ,

刊行にあたって

 現在の自動車の動力装置である往復式内燃エンジンは、ほとんどが石油を原料としたガソリンと軽油を燃料としている。しかし、火花点火エンジンを搭載した世界最初の大衆車であったT型フォードは、開発当初はエタノールを燃料としていたことや、ルドルフディーゼルが発明したディーゼルエンジンは、当初はピーナッツ油を燃料としていたことはあまり知られていない。もちろん、現在と当時のエンジンシステムとは基本的な機構そのものは全く変わっていないが、電子制御による燃焼制御や排ガス後処理装置など、多くの高度技術が盛り込まれており、熱効率や排気ガスの向上などでまったく当時とは比較にならないほど進歩している。しかし、それら高度技術は、数十年にわたるガソリンや軽油の均質化や安定化の技術開発に支えられている。この石油技術の歴史に比べれば、バイオエタノールやバイオディーゼルの歴史は浅い。中東戦争など石油危機のたびにバイオ燃料が現れるがすぐに消えてしまい、バイオ燃料自身は古いものの、技術開発の歴史はまだ短く、短期間でバイオ燃料に現在のようなガソリンや軽油と同じ品質や技術を要求するのは酷な話である。
 一方、地球温暖化を加速させている主な原因は、石油に代表される化石燃料の燃焼によって排出される二酸化炭素であることが、2007年のIPCCで明らかになり、今後、世界の気温上昇を2℃以下に抑制しなければ、地球全体が取り返しのつかない事態に陥る可能性が示唆されている。この点からも、CO2ニュートラルであるバイオマスエネルギーの技術開発は重要なキーテクノロジーである。とくに、自動車用燃料としては、現在のガソリンや軽油の利便性やインフラがそのまま利用できるバイオマス由来の液体燃料の重要性が高くなってくることは言うまでもない。日本においても、2006年4月に定められた「京都議定書目標達成計画」に2010年までに輸送用燃料の50万kL(原油換算)をエタノールなどのバイオ燃料に置き換えることが掲げられており、わずかながら自動車用燃料のバイオ燃料への代替が進められている。
 本書は、バイオ燃料の製造や品質向上技術開発、バイオ燃料を使用した高効率エンジン技術開発や実証試験に関わっている多くの方々に執筆頂くことができた。ここに深く謝意を表す。また、本書は、多くの自動車産業や石油産業の関係者、自動車燃料に強く興味をもつNPOや自治体の方々の参考書となることを狙いとしており、これらの方々に数多くご購読頂ければ幸いである。
(「はじめに」より)

2007年12月  滋賀県立大学 山根浩二

著者一覧

山根浩二   滋賀県立大学 工学部 機械システム工学科 教授
井上貴至   (株)三菱総合研究所 環境・エネルギー研究本部 地球温暖化対策研究グループ 主任研究員
齊木良治   (株)本田技術研究所 四輪開発センター 第3A技術開発室 第2ブロック 主任研究員
川野大輔   (独)交通安全環境研究所 環境研究領域 研究員
塩谷 仁   (独)産業技術総合研究所 新燃料自動車技術研究センター 計測評価チーム
後藤新一   (独)産業技術総合研究所 新燃料自動車技術研究センター 研究センター長
小出俊一   (株)エス・ブイ・シー東京 中津事業所 技術サービスセンター 性能実験グループ 部長兼プロジェクト担当
湯川英明   (財)地球環境産業技術研究機構(RITE) 微生物研究グループ 理事、グループリーダー
酒井伸介   (財)地球環境産業技術研究機構(RITE) 微生物研究グループ 研究員
王 祥生   (株)ダイキアクシス R&D統括部 開発部 マネジャー
新名謙多郎   びわこバイオラボ(株) 取締役
林 光男   びわこバイオラボ(株) 代表取締役
小原 聡   アサヒビール(株) 技術開発研究所 副課長
寺島義文   (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター バイオマス・資源作物開発チーム 研究員
奥島憲二   (株)りゅうせき バイオエタノールプロジェクト推進室 室長
古志秀人   石油連盟 技術環境安全部 部長
石黒久雄   富山BDF(株) 取締役 所長
青山裕史   油藤商事(株) 専務取締役
池田博史   木村化工機(株) 開発部 部長

目次

序論 バイオ燃料と自動車エンジンとの関係性
1. バイオ燃料の概要
2. バイオエタノールとETBE
3. バイオディーゼル
4. 自動車用燃料として必要な条件

【第I編 総論】
第1章 ガソリン機関用バイオ燃料の生産技術と利用の動向(原料、製造技術概要、国内の利用動向)
1. はじめに
2. ガソリン機関用バイオ燃料の生産技術と利用の動向
2.1 バイオエタノールの概要
2.1.1 バイオエタノール
2.1.2 ETBE
2.2 国内の主な取り組み
2.2.1 政策動向
2.2.2 取組動向
3. ディーゼル機関用バイオ燃料の生産技術と利用の動向
3.1 ディーゼル機関用バイオ燃料の概要
3.1.1 SVO(Straight Vegetable Oil)
3.1.2 バイオディーゼル
3.1.3 水素化油脂
3.1.4 BTL
3.2 BDFの主な取り組み
4. 海外のバイオ燃料の利用動向
4.1 バイオエタノール
4.1.1 ブラジル
4.1.2 欧州
4.1.3 米国
4.2 バイオディーゼル燃料
4.2.1 欧州
4.2.2 米国

【第II編 バイオ燃料と自動車エンジン適用技術と品質規格】
第1章 エンジン適用技術
1. ホンダの適用技術例
1.1 ブラジルの状況
1.2 エタノール燃料の性状
1.3 エタノール燃料およびエタノール混合燃料の自動車への影響
1.4 試験エンジン
1.5 エタノールの燃焼時の特性
1.6 全負荷性能
1.7 エタノールの低温時の特性
2. まとめ

第2章 FAMEの自動車用燃料適用性
1. はじめに
2. FAMEの燃焼・排出ガス特性
2.1 供試燃料
2.2 供試エンジン
2.3 燃焼特性
2.4 排出ガス特性
3. FAME使用時の超低公害化の実現
4. おわりに

第3章 バイオエタノールに関する法規制と品質規格
1. エンジン適用技術
1.1 バイオエタノールに関する法規制と品質規格
1.1.1 揮発油等の品質の確保等に関する法律におけるエタノール許容濃度
1.1.2 燃料用エタノール規格

第4章 国内におけるバイオディーゼル燃料(BDF)の品質規格
1. はじめに
2. 国内におけるFAME混合軽油の規格のあり方
3. 国内におけるFAME混合軽油の品質管理
3.1 国内における燃料品質確保のスキーム
3.2 欧州におけるFAME混合軽油の品質管理法
3.3 国内でのFAME混合軽油の品質管理法
4. 検証試験
5. 品質確保法軽油規格の改正
5.1 FAME含有量
5.2 トリグリセライド含有量
5.3 酸価及び特定の酸含有量
5.4 酸化安定性(酸価の増加)
6. 排ガス性状に及ぼす影響
7. 混合用ニートFAMEの規格
7.1 酸化安定性
7.2 酸価
7.3 低温特性
8. FAME混合軽油の規格試験法の検討
8.1 FAME混合軽油中の脂肪酸メチルエステルおよびトリグリセライドの分析
8.2 FAME混合軽油中のメタノール及びリノレイン酸メチルの分析
8.3 FAME混合軽油中のメタノールの分析
8.4 FAME混合軽油中の低級脂肪酸の分析
8.5 FAME混合軽油の酸化安定性試験
9. FAME混合軽油規格における今後の課題

【第III編 国内の主なバイオ燃料製造に関わる研究と取組事例】
第1章 RITEバイオプロセスによる燃料エタノール製造
1. はじめに
2. 米国におけるバイオエタノールの現状と今後
2.1 バイオエタノールの動向
2.2 ソフトバイオマス原料法への期待
2.2.1 温室効果ガスの削減効果
2.2.2 セルロース原料法の経済性
3. ソフトバイオマス原料法の開発
3.1 要素技術
3.2 バイオ変換工程に必須な技術特性
3.3 研究開発の状況
3.3.1 醸造微生物を用いた生産技術
3.3.2 工業用微生物を用いた生産技術
4. RITEにおける技術開発
4.1 高生産性RITEバイオプロセス
4.2 高生産性「エタノールRITE菌」の創製
4.3 C6糖類、C5糖類の同時利用
4.4 発酵阻害物質に対する高度耐性
4.5 工業化に向けた取り組み
5. バイオエタノール実用化へのシナリオ
6. バイオ燃料の光と影
7. おわりに

第2章 製造事業及び製造装置
1. バイオディーゼルの原料
2. バイオディーゼル製造技術
3. バイオディーゼル燃料製造装置
3.1 原料油脂の前処理
3.2 エステル変換
3.3 エステル精製
3.4 副生成物の精製
4. 装置例
4.1 小型製造装置
4.2 大型プラント

第3章 びわこバイオラボ(株)製造事業及び製造装置について
1. びわこバイオラボ(株)製造施設概要
2. 製造装置について
2.1 BDF製造装置研究開発の変遷
2.1.1 工程フロー
2.1.2 問題点
2.1.3 対策
2.1.4 増設施設
2.1.5 問題点及び対策
2.1.6 増設設備
2.1.7 新たな課題及び対策
2.2 現在のBDF製造装置
2.2.1 1日目(原料受入)
2.2.2 2日目(前処理、反応・分離)
2.2.3 3日目(後処理)
2.3 後処理方式の選択
3. 製造事業について
3.1 現在の製造事業
3.1.1 高島市BDF循環型社会形成事業
3.1.2 企業や大学とのBDF事業
3.1.3 廃食油大量排出先や廃食油回集業者との生産請負事業
3.2 BDF製造事業の課題
4. 新たな資源作物の可能性

第4章 伊江島におけるバイオエタノール生産の取り組み
1. 国産サトウキビからのエタノール生産の可能性
2. 新たな生産プロセスの提案
2.1 新しい原料「高バイオマス量サトウキビ」
2.2 砂糖・エタノール複合生産プロセス
3. 伊江島における取り組み
3.1 高バイオマス量サトウキビ栽培試験
3.2 砂糖・エタノール複合生産試験
3.3 E3ガソリン製造・利用試験
3.4 副産物の循環利用
4. 今後の展望

第5章 沖縄産糖蜜からの燃料用エタノール生産プロセス開発及びE3等実証試験
1. はじめに
2. 沖縄のサトウキビと糖蜜
3. 燃料用バイオエタノール生産プロセスの開発
3.1 沖縄産糖蜜に適合した発酵プロセス
3.2 省エネルギー濃縮脱水プロセス
3.3 蒸留残渣液の利活用と廃水処理システムの開発
3.4 本設備の省エネルギー性とLCA
4. E3燃料の製造と実車走行試験
4.1 E3燃料の製造と供給
4.2 E3燃料の品質管理
4.3 実車走行試験
5. 宮古島広域実証事業
5.1 原料糖蜜の安定供給 
5.2 蒸留残渣液の利活用と廃水処理システムの開発 
5.3 隣接製糖会社とのユーティリティ等の融通 
5.4 バイオエタノール添加ガソリンの揮発油税減免措置 
5.5 設備建設費への国策支援 
6. おわりに

第6章 バイオガソリン導入の取り組みについて 
1. はじめに
2. 石油業界のバイオバイオエタノール導入方針
3. 実証事業の概要
4. バイオエタノール、バイオETBEの確保に当たっての課題
4.1 バイオエタノールの確保
4.2 バイオETBEの確保
4.3 JBSLの設立
5. バイオETBEの活用
5.1 品質確保への対応
5.2 大気環境や自動車の実用性能への影響
5.3 ETBEの化学物質としてのリスク対策
6. 今後の展開

第7章 バイオディーゼル燃料への取り組み
1. 富山市の取り組みと設立の由来
2. 工場建設の誤算
3. 目標
4. 取り組み効果
5. 特色と概要
6. 廃食用油の現況
7. 製造に関する現況と対策
8. 行政の協力
9. 走行実験による問題点と対策
9.1 現象
9.2 その対策
10. B-5品確法と軽油取引税
11. まとめ

第8章 ガソリンスタンドはまちのエコロジーステーション
1. はじめに
2. ガソリンスタンドでの資源ゴミ回収のメリット
3. 「集める=回収」
3.1 ガソリンスタンド店頭での回収
3.2 行政とタイアップ
3.3 事業系の廃食油回収
4. 「つくる=精製」
5. 「使う=販売」
6. 税制の問題
7. 車両側の注意事項
8. おわりに

第9章 廃食用油からのバイオディーゼル燃料(FAME)製造装置
1. はじめに
2. 廃食用油原料の現状と問題点
2.1 供給と品質の安定化
2.2 経済性
2.3 FAMEの品質規格
3. 富山エコタウンでのバイオディーゼル燃料への取り組み
4. FAME製造プロセスの概要
4.1 設備概要
4.2 原料受入と前処理工程
4.3 2段反応・分離工程
4.4 メタノール回収工程
4.5 精製工程と給油
4.6 FAMEの性状について
5. おわりに

【索引】
このページのTOPへ