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月刊ファインケミカル 2010年12月号 PDF版(CD-ROM)

  • 【こちらはCD-ROM配送のPDF版です。】
【特集】 グリーン・サステイナブルケミストリー最前線

商品コード: H1012

  • 発行日: 2010年11月15日(PDF版発売日:2012年9月)
  • 価格(税込): 7,560 円
  • 体裁: B5判、PDF

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目次

【特集】 グリーン・サステイナブルケミストリー最前線
グリーン・サステイナブルケミストリー(GSC)の進展と今後の展開
Current Status and Future Prospects of Green & Sustainable Chemistry
島田広道((独)産業技術総合研究所 つくばセンター 次長)
 GSCは、持続可能性への危機感を契機として誕生した化学・化学技術の新しい指導理念で、環境負荷低減に向けての指針を与えるのみならず、幅広く共有されることによって人類社会の持続可能性向上に貢献することをめざしている。これからのGSCには、従来の化学プロセス中心の枠にとどまらず、新機能材料の開発などにより、21世紀の人類が直面しているさまざまな制約からの脱却に大きく貢献することが期待されている。

【目次】
1. はじめに
2. GSCの歴史とGSC活動
3. GSC技術のあり方と技術開発
4. GSCの今後の展開


1-ヘキセン製造用新触媒の開発:エチレンの選択的三量化触媒「SFI触媒」
SFI Catalysts:Efficient Catalysts for the Selective Trimerization of Ethylene to 1-Hexene
木下晋介(三井化学(株) 研究本部 触媒科学研究所 錯体触媒技術ユニット 研究員)
三谷誠(三井化学(株) 研究本部 触媒科学研究所 錯体触媒技術ユニット ユニットリーダー)
藤田照典(三井化学(株) 研究本部 取締役 研究本部長)
 1-ブテン、1-ヘキセン、1-オクテンなどに代表される直鎖状α-オレフィンは、化学工業で広く用いられている重要化合物である。これらα-オレフィンの中でも特に1-ヘキセンは直鎖状低密度ポリエチレンのコモノマーとしてその需要が近年増大している。エチレンから1-ヘキセンを選択的、かつ高活性で与える新規なTi触媒の開発について紹介する。
 
【目次】
1. はじめに
2. 1-ヘキセンの製造
2.1 エチレンの選択的三量化
2.2 エチレンの選択的三量化触媒の設計
2.3 錯体合成
2.4 エチレンの三量化反応
3. おわりに


多点結合型リンカーを利用した新しい固定化分子触媒の開発と応用
Development of New Immobilized Catalysts by Use of Multipodal Linker Unit
深谷訓久((独)産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門 分子触媒グループ 研究員)
 分子触媒をシリカ担体に強固に固定化することを目的として、多点結合型リンカー化合物を設計・合成した。多点結合型リンカーは、3つの独立した共有結合でシリカ表面に有機基を固定化することが可能であり、従来のトリアルコキシシリル化合物の固定化と比較して、リーチング(担体からの有機基の流出)が抑制された。
 
【目次】
1. はじめに
2. 多点結合型リンカーの合成とシリカへの固定化
3. 耐リーチング性能の評価
4. 固定化触媒への応用
5. おわりに


二酸化炭素を原料とするジフェニルカーボネート製造プロセス
The Innovative Process for Carbonates from CO2
三宅信寿(旭化成ケミカルズ(株) 化学・プロセス研究所 主任研究員)
 汎用化が期待される新規機能材料は、製造コストの低さと持続可能性の高さが望まれる。さまざまな付加価値を提供できる化合物であるジフェニルカーボネートを、安全・安価な二酸化炭素から製造する新しい方法を紹介する。原料の毒性や供給による立地制限もなく、GSC概念に沿った革新的製造方法である。
 
【目次】
1. はじめに
2. 新しいカーボネート製造プロセス
3. 二酸化炭素を原料としたジフェニルカーボネートプロセス
4. DPC化学
5. おわりに


分子インプリント技術を応用した環境分析技術・浄化材料の開発
Development of Environmental Analyses Methods and Clean-up Materials by the Application of Molecular Imprinting Techniques
久保拓也(東北大学 大学院 環境科学研究科 助教)
渡部悦幸((株)島津製作所 分析計測事業部 応用技術部 京都アプリケーション開発センター 主任)
細矢憲(東北大学 大学院 環境科学研究科 教授)
 環境中のさまざまな汚染物質を対象とした環境分析・環境浄化技術開発を目的として、分子インプリント技術で得られた新規分離剤の基礎性能および実用性を評価した。本論では、基礎概念の設計と評価、ならびに実サンプルでの評価結果を報告する。また、応用技術としての有機-無機ハイブリッド材料についても紹介する。
 
【目次】
1. はじめに
2. 分子インプリント技術
3. オンライン前処理による定量分析の簡便・迅速化
4. インプリント技術の環境浄化技術への応用
5. おわりに


四塩化炭素を副生しない新規クロロホルム合成法の開発
Development of a New Synthetic Rout for CHCl3 that does not produce CCl4
岡本秀一(旭硝子(株) AGC化学品カンパニー 技術開発センター プロフェッショナル)
岡添隆(旭硝子(株) AGC化学品カンパニー 戦略企画室 主幹)
 フッ素樹脂をはじめとする含フッ素化合物の重要な工業原料として用いられるクロロホルムは、メタンのラジカル塩素化で製造されており、四塩化炭素の副生が避けられない。われわれは、四塩化炭素をまったく副生しないクロロホルムの新規合成法開発に取り組み、C-C結合で過塩素化部位を保護するという発想から、アセトンを出発原料としたまったく新しい合成法の開発に成功した。本反応では、ポリカーボネートをはじめとする種々の有用なカーボネート化合物やイソシアネート化合物を併産することができる。

【目次】
1. はじめに
2. 現行のクロロホルム合成法と課題
3. 四塩化炭素を副生しない新規クロロホルム合成法
4. カーボネート併産法の開発
5. イソシアネート併産法の開発
6. おわりに


研究開発情報
BINAPのポリマー化およびその金属錯体の再利用
Preparation of Polymer-BINAP-Metal Complex and its Application to Catalyst Recycling
嶋田豊司(奈良工業高等専門学校 物質化学工学科 教授)
 5,5'-ジヨードBINAPジオキシドの簡便な合成と続く種々の誘導化を達成した。特に、三官能性アクリル酸エステルとの溝呂木-ヘック反応と続くシラン還元により得られたBINAP-アクリル酸エステルコポリマーのルテニウム錯体は、アセト酢酸メチルの不斉水素化反応を触媒し、定量的に98%eeに相当するアルコールを与えた。また、7回の再利用を、単離収率および不斉収率の低下なく達成した。

【目次】
1. はじめに
2. BINAPジオキシドハロゲン化物の合成
2.1 Barluenga試薬(IPy2BF4)を用いるBINAPジオキシドの直接的ヨウ素化
2.2 N,N'-ジヨード-5,5-ジメチルヒダントイン(DIH)を用いるBINAPジオキシドの直接的ヨウ素化
3. 5,5'-ジヨードBINAPジオキシドからの種々の誘導化
4. ポリマーBINAPの調製
5. ポリマーBINAPを用いる不斉水素化反応
6. アリルシリル基を有するBINAPゾルゲル前駆体の開発
7. おわりに


世界の新薬2009(4)
New Drugs of the World村上尚道
7.合成法新薬各論(その4)
(1) Miriplatin hydrate(大日本住友製薬)
(2) Pazopanib hydrochloride(GlaxoSmithKline)
(3) Pralatrexate(Allos Therapeutics)
(4) Prasugrel hydrochloride(Daiichi-Sankyo/Ube/Eli Lilly)
(5) Prucalopride succinate(Movetis/Janssen Pharma)


連載 触媒からみる化学工業の未来(22)
シクロヘキサノンオキシムの新製法―カプロラクタム新法―
室井城(アイシーラボ 代表;早稲田大学 客員研究員;BASFジャパン(株) 顧問)
 6-ナイロンとして用いられるε-カプロラクタムの現在の世界の生産量は約450万トン/年である。約65%が繊維、30〜35%が樹脂とフィルムに用いられ、年2.9%の成長を続けている。日本を除くアジアでは年3.5〜4%の需要増加が続いている。製造工程が長いこととプロセスによってNOやH2SO4を用いるため、排ガス処理対策や副生硫安の削減などグリーンプロセス化が望まれている。

【目次】
1. 従来のカプロラクタム製法
1.1 シクロヘキサノン
1.2 ヒドロキシルアミン
1.3 シクロヘキサノンオキシム
1.4 ε-カプロラクタムの合成ルート
2. 開発され工業化された新法
2.1 シクロヘキサノン
2.2 シクロヘキサノンオキシム
3. シクロヘキサノンオキシムの新製法
3.1 金触媒によるニトロシクロヘキセンの還元
3.2 DPPHによるアミンの酸化
4. おわりに


ケミカルプロフィル
六フッ化リン酸リチウム
(Lithium hexafluorophosphate)
【目次】
(1) 概要
(2) 毒性
(3) 製法
(4) 生産
(5) 需要
(6) 価格


フルオレン
(Fluorene)
【目次】
(1) 概要
(2) 毒性
(3) 製法
(4) 生産
(5) 需要
(6) 価格


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2010 『ファインケミカル』総目次 ファインケミカル 2010年総目次(Vol.39 No.1〜12)
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