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月刊バイオインダストリー 2010年9月号 PDF版(CD-ROM)

  • 【こちらはCD-ROM配送のPDF版です。】
【特集】 安心・安全を目指した微生物農薬の開発と応用

商品コード: N1009

  • 発行日: 2010年8月12日(PDF版発売日:2012年9月)
  • 価格(税込): 4,860 円
  • 体裁: B5判、PDF

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目次

【特集】 安心・安全を目指した微生物農薬の開発と応用


特集にあたって
国見裕久(東京農工大学 大学院農学研究院 研究院長・教授)


微生物農薬使用の現況と将来展望
Current State and Future Prospect for Microbial-Pesticides
有江力(東京農工大学 大学院農学研究院 教授)
国見裕久(東京農工大学 大学院農学研究院 研究院長・教授)

 微生物農薬は安全な農産物を生産し消費者に安心感を与えること、植物保護による環境負荷を低減すること等を目的に利用が進められているが、農薬全体に占める割合はまだとても小さい。2008年度には、生物殺虫剤は約160トン、20億円弱を出荷、微生物殺菌剤はこの約半量である。本稿では、微生物殺虫剤、微生物殺菌剤、微生物除草剤それぞれの現況と将来展望について概説する。

【目次】
1. はじめに
2. 天敵微生物による害虫防除
2.1 世界での利用の現状
2.2 日本での利用の現状と展望
3. 微生物を成分とする殺菌剤
3.1 世界での利用の現状
3.2 日本での利用の現状と展望
(1) 効果が安定しない
(2) 保存安定性
(3) 価格
4. 微生物除草剤


日本における微生物殺菌剤の開発
Development of Microbial Fungicide in Japan
伊豆進(出光興産(株) アグリバイオ事業部 部長付)

 近年、安全性が高く環境負荷の小さな微生物農薬の実用化に向けた開発が活発化してきている。化学農薬と異なり、生きた微生物を有効成分とするため、その実用化にあたっては一般的な農薬の開発とは似て非なる課題解決が求められる。本稿ではBacillussubtilis剤とTalaromyces flavus剤の開発事例を中心に紹介しながら、微生物殺菌剤開発の現状とその将来像について述べる。

【目次】
1. はじめに
2. 微生物殺菌剤開発の歴史と現状
3. 微生物殺菌剤の特徴と課題
4. 開発と応用事例
4.1 Bacillus subtilis剤
4.2 Talaromyces flavus剤
5. 微生物殺菌剤の今後
6. おわりに


微生物農薬を利用した土壌病害防除の展望
Control of the Soil Borne Deseases useing Bio-pesticide
相野公孝(兵庫県立農林水産技術総合センター 環境・病害虫部 研究主幹)

 微生物を用いた土壌病害の防除に内生細菌が原体である生物農薬の登録がされている。作物の抵抗性誘導や有用菌の抗菌活性物質など複数のメカニズムにより効果を発揮する。しかし、圃場の病原菌密度が高まるとその効果が低下する現象があり、経済面からの技術の実用性や補助技術と組み合わせながら「いかにうまくきかす技術」を考察した。

【目次】
1. はじめに
2. 内生細菌製剤の特性と最新登録情報
3. 内生細菌の病害防除メカニズム
4. 経済面から見た生物防除(シュードモナス フルオレッセンス剤を使用した場合)
5. 微生物防除資材と組み合わせ技術の併用効果
5.1 露地型太陽熱利用土壌消毒との併用効果
5.2 土壌くん蒸剤との併用効果
6. おわりに


細胞融合を利用した新規微生物農薬の開発
Development of New Fungal Insecticide Strains using Protoplast Fusion
小池正徳(帯広畜産大学 畜産学部 地域環境学部門 教授)
相内大吾(帯広畜産大学 原虫病研究センター GCOE特任助教)

 新規微生物資材を開発するため、昆虫寄生性Lecanicillium属菌の細胞融合を実施した。融合株の中には、親株の特性(アブラムシ類に対する病原性、コナジラミ類に対する病原性、葉面生存力)を合わせ持っている系統や、親株にはない特性(ダイズシストセンチュウ寄生性)を持った系統が新たに生じた。本稿では、昆虫寄生性菌類の育種について概説し、合わせて筆者らが開発した有望な系統について解説する。

【目次】
1. はじめに
2. 昆虫寄生性菌類の育種
3. Lecanicillium属菌の細胞融合
4. Lecanicillium属菌融合株の特性
5. 生物的防除資材としてのLecanicillium属菌融合株
5.1 微小害虫に対するLecanicilliun属菌融合株
5.2 ダイズシストセンチュウに対するLecanicillium融合株
6. おわりに


植物病原菌を弱毒化するマイコウイルスを利用した微生物防除資材の開発
Development of Mycoviruses Causing Hypovirulence to Phytopathogen as Biocontroller
森山裕充(東京農工大学 大学院農学府研究院 生物制御科学専攻 講師)

 植物病原菌に感染するマイコウイルスの中には、宿主菌の生育を抑制し、その病原性を著しく低下させるなど弱毒化の要因となるものの存在が知られている。本稿ではこれらのうち、イネに重大な被害をもたらすイネいもち病菌を弱毒化するマイコウイルスと、野菜や果樹などの病原菌であるアルタナリア・アルタナータ菌に生育阻害をもたらすマイコウイルスに関する知見と、その微生物防除資材としての展望について解説する。

【目次】
1. はじめに
2. アルタナリア・アルタナータ菌の生育を阻害する新規マイコウイルス
3. イネいもち病菌の生育を抑制する新規マイコウイルス
4. おわりに


BIO R&D

植物由来弾性ゲルの開発と応用
Development of Elastic Gel Derived from Plant and Its Application
瀧上眞知子((財)群馬県産業支援機構 群馬県地域結集型研究開発プログラム コア研究室 研究員)
前原康延(富岡総合病院 放射線科 主任医長)
長澤尚胤((独)日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門 環境・産業応用研究開発ユニット 副研究主幹)

 植物由来の水溶性高分子であるカルボキシメチルセルロース(CMC)と酸からゲルを作る方法を開発した。このゲルには弾力性、柔軟性、吸水性がある。CMCと酸の組み合わせを変えることにより、様々な特性をもつゲルを作成することができる。ゲルの特性を生かした磁気共鳴固定具への応用例を紹介する。

【目次】
1. はじめに
2. CMCと酸で作るゲル
3. ゲル形成のメカニズム
4. ゲル分率に影響を与える因子
5. ゲルの特性
6. ゲルの応用


連載 メディカルバイオ・マネージメント:第1回
これからのヘルスケア・マーケティング(1)
―事業の再生と創成による持続的成長をめざす―
目黒昭一郎(麗澤大学 経済学部;同大学 大学院国際経済研究科 教授)

【目次】
1.はじめに
2.「事業の本質」とマーケティング
3.わが国のヘルスケア・ビジネスの現状
3.1ヘルスケアの領域は、さまざまな関連領域にそれぞれ固有の役割を担う多様な活動主体(関係者)が存在していること
3.2ヘルスケア領域における企業の事業展開は、伝統的なマーケティングの枠組みに固定され、産業レベルでも、企業レベルでも、ダイナミックな変革や変容(transformation)が見受けられないこと
3.3生活者の視点から、より効果的で効率的なヘルスケア・システムを創成するという変革へのエンジン役を担うのは企業である、という気概や志(アンビション)が企業そのものに欠落していること
4.マーケティング・パラダイムの変化
4.1「カスタマー・フォーカス(customer-focus:顧客の視点に立ってすべての意思決定をすること)」を原点とするヘルスケア・ビジネスの戦略発想が生まれていること
4.2情報技術の急速な進歩と高度化によって、ヘルスケアに関連する情報/知識・製品・サービスの個人化(personalization)を実現していること
4.3ビジョンの設定によって、新たな市場空間を定義し、個々の顧客に対する多様な情報/知識・製品・サービスを一元的に提供するために、従来の産業の壁を超えて、さまざまな産業の企業や機関の事業とのパートナリングを構築することによって、新しい事業空間を創りあげていること
5.新規事業開発の発想の基本的枠組み
5.1ギャップ・フィリング(gap-filling)の発想
5.2「消費者」から「生活者」へ発想の転換
5.3「事業の定義」の発想
コラム〔1〕 「健康」とは
コラム〔2〕 「ヘルスケア」の使命
コラム〔3〕 「生活者」の概念


BIO BUSINESS

抗肥満食品の市場
Market of Antiobesitic Foods

【目次】
1. 概要
2. 抗メタボ用食品とその素材
3. 代表的な抗メタボ食品素材とメーカー
3.1 コレステロール関連素材
3.2 血圧関連素材
3.3 血糖値関連素材
3.4 血中中性脂肪、体脂肪関連素材
3.5 その他の注目される機能性食品素材


BIO PRODUCTS

L-シトルリン
(L-Citrulline)

【目次】
1. 概要
2. 製法
2.1 発酵法
2.2 合成法
3. 生産動向
4. 需要動向
5. 価格
関連商品
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