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月刊ファインケミカル 2010年11月号

【特集】Part 1―ファインケミカル研究者が読む化粧品業界・研究開発
【特集】Part 2―注目/期待化粧品素材・技術研究

商品コード: F1011

  • 発行日: 2010年10月15日
  • 価格(税込): 7,560 円
  • 体裁: B5判
  • ISBNコード: 0913-6150

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目次

【特集】Part 1―ファインケミカル研究者が読む化粧品業界・研究開発
化粧品業界の動向規制緩和後の化粧品業界の動向
The Trend of the Cosmetics Industry after Deregulation
福井寛(福井技術士事務所 代表)
 化粧品の規制緩和によって化粧品業界がどのように変化したかについて、薬事法の成り立ちと範囲、化粧品と医薬部外品の定義と概要、化粧品に関する主要な薬事法改正の概要、規制緩和後の異業種企業の参入、化粧品メーカーのアウトソーシング、受託製造企業の方向性などについて述べた。

【目次】
1. はじめに
2. 薬事法
3. 化粧品および医薬部外品の定義
4. 化粧品の規制緩和
4.1 背景
4.2 規制緩和(2001年)
4.3 規制緩和(2005年)
5. 規制緩和による化粧品業界の動向
5.1 新規参入企業の増加
5.2 生産のアウトソーシング
5.3 受託製造企業の進展
6. おわりに


化粧品サステイナビリティーの新動向
New Trends of Sustainability for Cosmetics
島田邦男(日油(株) ライフサイエンス事業部 ヘルスケア部 化粧品原料担当部長)
 ヨーロッパでは、植物由来であってもそれが自然破壊につながれば化粧品原料に使用できなくなっている。大手小売業者が先行して、食品などでは、持続可能な社会を作るためにCO2算出の表示製品(CFP)が市場に出てきた。これからの化粧品は、CO2の排出量 をゼロにするバイオベースポリマーやその包材を競って検討する傾向になるだろう。

【目次】
1. IN-COSMETICS 2010に参加して
2. フランスのCFP
3. バイオベースポリマーとは何か
4. 化粧品原料への利用
5. 化粧品容器への利用
6. おわりに


化粧品OEMの市場動向
OEM Market Trend of Cosmetics
植田光一(東洋ビューティ(株) 研究開発本部 執行役員 情報管理室室長)
 化粧品市場は二極化がみられ、全体として市場は縮小している。販売ルート別では、量販店や化粧品店、訪問販売の販売額が減少し、ドラッグストアと通信販売が伸びている。一方、化粧品OEM市場は微増傾向が続いている。その理由の一つは、異業種からの参入による受託製造にある。各化粧品受託企業は差別化を図り、受託獲得に努めている。
 
【目次】
1. はじめに
2. 化粧品の市場動向
3. 化粧品流通別販売実績
4. 化粧品受託製造の現状
4.1 日本化粧品受託製造業懇談会
4.2 化粧品受託製造の市場規模
4.3 スキンケアの受託製造
4.4 メーキャップの受託製造
4.5 ヘアケアの受託製造
5. 異業種の参入
5.1 ロート製薬
5.2 富士フイルム
5.3 サントリーウエルネス
5.4 大塚製薬
6. 化粧品受託製造業の今後の動向


化粧品原料メーカーにおける研究開発の展望
Prospect of R&D Department in a Manufacturer of Raw Materials for CosmeticsUse
吉岡嗣(岩瀬コスファ(株) 研究開発部 部長)
 化粧品原料は合成原料が汎用されていた時代から、“人”が使うものとしての天然系素材への流れに変化してきた。“オーガニック”の浸透や環境負荷低減に効果があるバイオ技術の進歩により、近年開発され、今後化粧品原料として需要が高まると考えられる、植物由来や微生物技術を利用した素材を取り上げる。
 
【目次】
1. はじめに
2. 多価アルコール素材
2.1 1,3-プロパンジオール量産化技術
2.2 化粧品製剤への応用
3. 油性素材
4. 機能性素材
4.1 スフィンゴ糖脂質
4.2 防腐保存料
5. おわりに


海外での化粧品市場展開における課題と展望
Challenges and Horizons for the Development of Oversea Cosmetic Markets
中野彰浩(ジェイオーコスメティックス(株) 研究部 係長)
 海外市場展開では各国で求められる製品を調査し、法規制にも従うことが重要である。また、どの国で製造しても日本レベルの品質を保つために、ユーザーや原材料メーカーに品質の大切さを説明しご理解いただく必要がある。万国共通して不変の「人の本質」に訴えかける製品を作ることが、海外市場を開拓するうえで重要であると考える。
 
【目次】
1. はじめに
2. 拡大する海外市場進出の例
3. 法規制について
3.1 各国の配合禁止成分について
3.2 配合制限のある成分について
3.3 EUの化粧品規制について
4. 海外での化粧品市場展開におけるその他の課題
5. 海外市場展開における展望

【特集】Part 2―注目/期待化粧品素材・技術研究
スタイリング剤用セット樹脂としてのウレタンアクリル複合エマルションの特徴
Urethane-Acrylic Hybrid Polymer Dispersion for Hair Care Applications
小森寿一(中央理化工業(株) 商品開発部 ファインケミカルグループ グループリーダー)
畠山恵理(中央理化工業(株) 商品開発部 ファインケミカルグループ)
 当社開発のウレタンアクリル複合エマルションは、(1)皮膜形成時の特徴的な構造、(2)高い分子量の発現、の2つの大きな特徴をもつ。これらの特徴を生かし、ヘアスタイリング剤用セット樹脂への応用を検討した。その結果、従来にない新しいセット樹脂としての可能性を見いだした。

【目次】
1. はじめに
2. 特徴的な膜構造
3. 高い分子量の発現
4. スタイリング製剤への適性
5. おわりに


男性顔面上のギラつきに関する研究
Study of Glary Appearance of Male Faces
山口あゆみ((株)マンダム 中央研究所 主任)
大西一禎((株)マンダム 中央研究所 主幹研究員)
 男性顔面上で「ギラつき」と表現される現象の発生要因は、一般的に考えられている皮脂量の多さだけではなく、きめや皮膚色も重要な因子であることが示された。また、男性の加齢による変化が、ギラつきを目立たせていることも推測できた。男性顔面のギラつき対策は、皮脂の除去が基本となるが、スキンケアによる皮膚色やきめの改善も重要であると考えられた。

【目次】
1. はじめに
2. ギラつき現象と皮膚特性との相関
2.1 ギラつきと皮膚特性の評価方法
2.2 ギラつきスコアと各皮膚特性との相関解析
2.3 ギラつきに対する各皮膚特性の影響
3. 男性顔面上のギラつき要因と対処
4. おわりに


高浸透処方を可能にする創薬工学から生まれたS/O技術
S/O Nanodispersion Technique Applicable to Pharmaceutical Transdermal Permeationof Biomolecules
後藤雅宏(九州大学 大学院 工学研究院 応用化学部門;SOファーマ(株))
 高浸透処方を可能にする創薬技術から生まれたSO技術について紹介する。SO技術では、成分の周囲を安全性の高い糖型の界面活性剤でナノコーティングする技術が鍵となる。SO処方を施すことによって、ビタミンCやヒアルロン酸の肌への高浸透が可能となった。

【目次】
1. はじめに
2. S/O化技術とは
3. S/O製剤の諸特性
4. S/O技術の化粧品への応用
5. おわりに

DDS概念に基づいた新規化粧品素材の開発
Development of New Cosmetic Ingredient base on Drug Delivery System(DDS)Concept
浜崎武士((株)ナノエッグ 研究開発本部 研究員)
 「NANOCUBE」と「MOISTURECUBE」は、DDSの概念をもとに開発された新規素材である。NANOCUBEは有効性成分の経皮吸収促進に特化した素材で、MOISTURECUBEはNANOCUBEがもっていない機能である保湿性・肌荒れ改善を向上させる素材として開発された。今回、これらの有用性データの一部を紹介する。

【目次】
1. はじめに
2. 新規経皮吸収促進剤「NANOCUBE」
3. 保湿・肌荒れ改善機能が付与された経皮吸収促進剤「MOISTURECUBE」
4. おわりに


世界の新薬2009(3)
New Drugs of the World
村上尚道
6.合成法新薬各論(その3)
(1) Eslicarbazepine acetate(Bial-Portela)
(2) Iloperidone(Vanda Pharmaceuticals)
(3) Indacaterol maleate(Novartis)
(4) Lasofoxifene(Pfizer)
(5) Mifamurtide(IDM Pharma/Takeda)
(6) Minodronic acid(小野薬品/アステラス製薬)


連載 触媒からみる化学工業の未来(21)ホスゲンを用いない金触媒によるTDI製法室井城(アイシーラボ 代表;早稲田大学 客員研究員;BASFジャパン(株) 顧問)

 TDIはTDAにホスゲンを反応させて得られている。最近、Au触媒を用いることにより芳香族ニトロ化合物からワンポットで水素化とカルバモイレーションが進行し、直接ポリウレタン中間体のカルバモイル化合物が合成できることがわかった。有毒なホスゲンを用いないTDIプロセスが可能かもしれない。

【目次】
1. TDIの製法
1.1 DNTの水素化
1.2 イソシアネート
2. Auによる芳香族ニトロ化合物の水素化
3. カルバモイル化
3.1 酢酸亜鉛触媒
3.2 Au触媒
4. Au触媒によるTDIのワンポット合成
5. おわりに


ファインケミカル特許事情―4
動植物エキスの発明について
佐伯とも子(東京工業大学 イノベーションマネジメント研究科)
【目次】
1. 動植物エキス発明の出願動向
2. 成分としての特定手法
2.1 パラメーターによる特定
2.2 製造方法による特定
2.3 性質による特定
3. 用途発明として
4. 製法発明として
5. 組成物発明として
6. おわりに


ケミカルプロフィル
アルケニルコハク酸無水物
(Alkenyl succinic anhydride)
【目次】
(1) 概要
(2) 毒性
(3) 製法
(4) 生産
(5) 需要
(6) 価格


クロロメチルスチレン
(Chloromethylstyrene)
【目次】
(1) 概要
(2) 毒性
(3) 製法
(4) 生産
(5) 需要
(6) 価格


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