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月刊機能材料 2010年11月号

【特集】 バイオマスプラスチックの産業応用を支援する金型技術

商品コード: M1011

  • 発行日: 2010年10月5日
  • 価格(税込): 4,320 円
  • 体裁: B5判
  • ISBNコード: 0286-4835

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目次

【特集】 バイオマスプラスチックの産業応用を支援する金型技術

環境配慮型商品時代の到来―まえがきに代えて―
Prologue to Design for Environment(DFE)
山口昌樹(岩手大学 大学院 工学研究科 バイオ・ロボティクス部門 教授)


バイオマスプラスチックの最新の開発動向
Recent Development of Biomass-based Plastics
猪股勲(日本バイオプラスチック協会 顧問)

 バイオマスプラスチックが、21世紀の新しいプラスチック素材として注目を集めている。現在、地球温暖化問題は、世界的な重要課題であり、化石資源の消費をできるだけ削減し、地球温暖化の促進を抑えながら、社会生活に不可欠で有用な素材・エネルギーを持続的に供給することの必要性が強く望まれている。再生可能な有機資源(バイオマス)利用が、「カーボンニュートラル」のコンセプトとともにその重要性をクローズアップされ、近年特に発展の著しいバイオテクノロジーの進歩が、バイオマスを原料として多くの分野で有用な材料を有効に工業化していく可能性を大きく拡大させている。

【目次】
1. バイオマスプラスチックの供給の新しい動き
2. バイオマスプラスチックの社会的意義
3. バイオマスプラ識別表示制度
4. バイオマスプラスチック製品の商品化事例
5. 今後の方向


植物系フィルム・シート「エコロージュ」と植物系収縮フィルム「プラビオ」の最新実用化状況
The Latest Application of Vegetable Based Film Sheeting ECOLOJUTM and Vegetable Based Shrinkage Film PLABIOTM
吉賀法夫(三菱樹脂(株) 基盤技術研究所 支援第一グループ)

 地球温暖化対策としての低炭素化社会を目指して、世界的規模でのバイオマスプラスチックへの関心がいっそう高まりつつある。三菱樹脂で開発したポリ乳酸を主原料とする植物系フィルム・シート「エコロージュ」と植物系収縮フィルム「プラビオ」の実用化状況について報告する。

【目次】
1. はじめに
2. 「エコロージュ」と「プラビオ」の最新実用化状況
2.1 ラップのこ刃用途「エコロージュS-SW」
2.2 延伸カード用途「エコロージュS-SW」
2.3 ブリスターパック用途「エコロージュS-SC/SG」
2.4 窓貼り封筒用途「エコロージュS-SA」
2.5 生たる容器のキャップシール用途「エコロージュS-SC」
2.6 文具用途「エコロージュS-SB/SA」
2.7 粘着ラベル用途「エコロージュS-SA/SW」
2.8 収縮ラベル用途「プラビオ」
3. 今後の展開


液状化木材フェノール樹脂成形品
Molding Product Made from Liquefied Wood Phenolic Resin
常岡和記(三菱自動車工業(株) 開発本部 材料技術部)
寺澤勇(三菱自動車工業(株) 開発本部 材料技術部 エキスパート)
白石信夫((株)白石バイオマス 研究室 取締役)

 筆者らは、地球温暖化対策、化石資源の節約、石油価格の高騰対策、森林資源の保護、生物多様性保全を目的に、植物由来樹脂や植物繊維などを自動車部品へ適用する研究開発を推進している。今回、非可食資源である木材を主原料とする液状化木材フェノール樹脂成形品を開発したので、その技術概要を報告する。

【目次】
1. 緒言
2. 液状化木材フェノール樹脂の概要
3. 成形材料の製造工程
4. 自動車用カップ型灰皿の要求性能
5. 成形材料の性能
5.1 射出成形性
5.2 耐湿熱老化性
5.3 耐熱性
5.4 難燃性および消火性
5.5 CO2排出量
5.6 その他の性能
6. 今後の課題
7. まとめ


世界初のバイオマスプラスチック製医療用具への挑戦
Challenge to World's First Medical Device made of Biomass Plastic
佐々木誠(岩手大学 大学院 工学研究科 助教)

 医療用プラスチックは、医療用具のディスポーザブル化を支える原材料として、現在の医療技術の発展に大きく貢献しているが、その反面、化石資源の枯渇や二酸化炭素排出量の増加、ダイオキシンなどの有害物質の放出、医療廃棄物の激増などのさまざまな環境問題を引き起こしている。ここでは、多様化する医療現場の要求と、深刻化する環境問題に配慮した次世代医療用具の一つとして、バイオマスプラスチック製医療用具の開発について紹介する。

【目次】
1. はじめに
2. 採血針ホルダー
3. 唾液検査チップ
4. おわりに


表面の微細周期構造で撥水性を付与する金型―ロータス効果―
Improvement of Water Repellency by Fractal Micro-structure on Metal Mold Surface
山口昌樹(岩手大学 大学院 工学研究科 バイオ・ロボティクス部門 教授)

 流動性の低いバイオマスプラスチックで、さまざまな形状の部品を実現するには、金型設計がキーテクノロジーの一つになる。金型表面へミクロンオーダーの微細周期構造を形成するために、V溝の2軸切削加工を採用した。バイオマスプラスチックを用いて試作した樹脂成形品では、接触角を58度以上も向上でき、撥水性が大幅に改善された。

【目次】
1. はじめに
2. 撥水性と接触角
3. 撥水性の産業応用
4. 樹脂成形品の撥水性
4.1 樹脂成形金型における課題と対策
4.2 成形品の接触角
5. おわりに


連載 人間×環境×マテリアル
―ヒューマンアダプティブ・マテリアルの開拓(11)
微小部蛍光X線分析法による元素分析
Elemental Analysis by Micro Fluorescent X-ray Analysis
坂東篤((株)堀場製作所 分析アプリケーションセンター マネージャー)

 蛍光X線分析法は、基礎研究から産業まで幅広い分野で使用されている分析手法である。特長は、簡便な操作、前処理で高感度の元素分析が行える点などであるが、近年は微小部の分析手法としても注目されている。本稿では、微小部蛍光X線分析法の原理を解説し、最新の装置開発動向を紹介するとともに、環境分野の事例を中心に応用例を紹介する。

【目次】
1. はじめに
2. 微小部蛍光X線分析の原理
2.1 X線と物質の相互作用
2.2 X線の集光技術
2.3 微小部蛍光X線分析装置の装置構成
3. 環境分野への応用事例
3.1 製品含有有害物質の測定
3.2 二次電池セパレーターの異物分析
4. 微小部蛍光X線分析法の未来
5. おわりに


シリーズ 画像処理学のすすめ(2)
デジタルカメラの画像処理技術
Image Processing Technologies for Digital Still Cameras
畑中晴雄(三洋電機(株) 研究開発本部 デジタル技術研究所 画像音響処理研究部 課長)

 銀塩カメラの代替として登場したデジタルカメラは、今や、画質面で当初の目標をほぼ達成し、機能面では従来のカメラを超越した新しい撮像・記録・表示装置へと進化を続けている。デジタルカメラの発展には、撮像素子やレンズなどの主要デバイスの進化だけでなく、それらを使いこなす画像処理技術の果たす役割も大きい。本稿では、デジタルカメラの進歩を支えている最新の画像信号処理・カメラ制御技術について解説する。

【目次】
1. はじめに
2. デジタルカメラにおける画像処理
3. 撮影の失敗をなくす技術
3.1 手ぶれ補正
3.2 顔検出・顔認識
4. きれいな絵をつくる技術
4.1 高感度・S/N
4.2 ダイナミックレンジ拡大
4.3 超解像
5. 写真の表現力を向上する技術
5.1 パノラマ画像合成
5.2 ダイナミック写真合成、ストロボ画像合成
5.3 被写界深度制御
6. おわりに


海外‘Niche’ビジネスレポート
英国におけるカーシェアリングの実情
Actual Carsharing Market in UK
Global IBIS 編集部

【目次】
1. カーシェアリングの概況
2. 英国の状況


Market data
液晶ディスプレイの市場動向
Market Trend of LCD
【目次】
1. 概要
2. 製造プロセス
3. 市場規模
3.1 FPD市場におけるLCD市場の位置付け
3.2 LCDの市場規模推移
3.3 薄型テレビの市場動向
4. 企業動向
(1) ソニー
(2) パナソニック
(3) シャープ
(4) サムスン電子
(5) LG電子(LGディスプレイ)
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