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月刊機能材料 2018年12月号

  • NEW
【特集】ポストハーベストにおけるフィルム技術 

商品コード: M1812

  • 監修: 中野浩平
  • 発行日: 2018年12月5日
  • 価格(税込): 4,320 円
  • 体裁: B5判
  • ISBNコード: 0286-4835

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著者一覧

中野浩平  岐阜大学
椎名武夫  千葉大学
花市岳  フタムラ化学株式会社
多賀敦  東洋紡㈱
野田智昭   (地独)北海道立総合研究機構
吉田慎一  ホクレン農業協同組合連合会
梶原鳴雪   名古屋大学

目次

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【特集】ポストハーベストにおけるフィルム技術

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巻頭言
Prefatory Note

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包装による青果物の品質制御技術の最新動向
Recent Trends in Quality Control of Fresh Fruits and Vegetables by Means of Packaging

 青果物は,収穫後も生命活動を維持しており,その品質保持においては,生命体であるなど,青果物の特性に応じた技術適用が不可欠である。青果物の品質保持には,低温,高湿度,適度な低酸素・高二酸化炭素濃度,低エチレン濃度,低振動・衝撃などの条件が求められる。包装資材は,これらの条件を満足させるために活用することが可能であり,適切な包装資材の利用により,青果物の高品質維持が可能となる。本稿では,包装による青果物の品質保持技術の基礎と,最近の動向を紹介した。

【目次】
1. はじめに
2. 青果物の品質保持のための環境条件
 2.1 低温
 2.2 高湿度
 2.3 低酸素,高二酸化炭素濃度環境
 2.4 エチレン
 2.5 エチレン作用阻害
 2.6 振動・衝撃の緩和
3. 青果物品質のための包装の最新動向
 3.1 プラスチックフィルム包装
 3.2 緩衝包装資材
 3.3 保冷等温度管理
4. おわりに

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無孔通気性を付与した防曇フィルムによる鮮度保持包装技術
The Packaging Technology of Freshness Keeping for Vegetables byImperforate Poromeric Property Imparting Anti-fogg Film

 当社では青果物用に防曇フィルムを数多く製造しているが,近年フードロスの観点から防曇フィルムにも鮮度保持という発想が必要となった。そこで当社は穴を開けるような従来の方法ではなく素材自体に通気性を持たせたフィルムを開発した。今回はこのフィルムを使った鮮度保持包装の原理や他社技術との違い,実例を紹介する。

【目次】
1. はじめに
2. 無孔通気の原理
3. 無孔通気性フィルムの機能
4. 青果物に対する鮮度保持包装(例:ブロッコリー)
5. 加工食品に対する鮮度保持包装(例:切り餅)
6. おわりに

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防曇フィルムF&GR開発と展開
Technology and Marketing Development of “TOYOBO PYLEN Film-FGR”

 野菜包装用の防曇フィルムは,近年の市場環境の変化により,従来のサイドシールによる製袋方法から自動包装機製袋への移行が進みつつある。その流れは今後も継続するものと考えて開発を継続する一方で,今後の開発の大きな課題は環境問題への取り組み・対応となると考えられ,これらに向けたフィルムとしての取り組みを進めていく必要がある。

【目次】
1. はじめに
2. OPPフィルム概要と防曇OPPフィルム
 2.1 OPP フィルム概要
 2.2 防曇OPP フィルム
3. 今後の防曇フィルムの開発・展開
 3.1 市場環境変化への対応
 3.2 環境への取組み
 3.3 当社の方向性

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北海道のブロッコリー移出へのMA フィルム活用の検討
Study on Transport Method of Broccoli from Hokkaido using MA Film

 国内流通の低温流通行程でブロッコリーの荷姿を氷詰め発泡スチロール箱からMAフィルム入り段ボール箱に代替することで、同等の鮮度保持効果等が期待され、包材・運搬経費を3割程度削減できた。流通中は10℃以下に低温管理する。10℃以上積算温度(箱外表面)が300℃・時間を超えると鮮度劣化する可能性がある。

【目次】
1. はじめに
2. 保冷庫での保管試験
3. 実際の流通試験
4. 経済性評価
5. まとめ
6. おわりに

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[ Material Report -R&D- ]

N3P3環網目状ポリホスファゼンの生成とその用途{Ⅱ}
Formation and Uses of Cyclomatrix Phosphazenes Ⅱ

 N3P3環網目状ポリホスファゼン(3DPP)はN3P3環の側鎖基に結合しているスピロ環,エポキシ環の再配列あるいはアリル基付加反応で生成できる。得られた3DPPは有機溶媒に不溶の樹脂で,色は置換基によって異なるが透明の生成物も得られ,熱分解温度は比較的高い。これらの方法で得られた3DPPは既に実用化されているものもある。置換基再配列及び付加反応以外の方法で3DPPを得る方法とし,Trasesterification及びMicellaneous Reactionが知られている。しかしながら,これらの方法で3DPPを得たとの報告は少なく,また実用化に成功したとの報告もない。

【目次】
1. はじめに
2. 3DPPの研究開発
 2.1 縮合架橋化反応
  2.1.1 概要
  2.1.2 置換基の再配列
  2.1.3 付加反応
3. その他の方法による3DPPポリマーの生成
 3.1 Trasesterification Reaction
 3.2 Miscellanous Reaction
4. おわりに

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[ 機能材料マーケットデータ ]

食品用ハイバリア材料の市場動向
Market Trend of High-Barrier Materials for Food Packaging

 飲料を含めた食品の品質を維持するうえで,包装材料のバリア性は必要不可欠な性能である。特に,多くの包装食品において色素や油脂の酸化による劣化は,貯蔵中最も早く感知され,風味への影響も大きいため,酸素バリア性が最も重要であるといえる。また,光には酸素を励起して反応性の高い活性酸素に変える作用があるため,酸素バリア性に加えて着色や印刷による遮光性を付与することも有効な手段となる。したがって,透明な包装材料を使用する場合には,遮光性を付与するよりも優れた酸素バリア性を持つ材料が必要になる。酸素バリア性を持つフィルム包材の用途は,酸化変色しやすいミオグロビンという赤色色素を多量に含んでいる生鮮肉,卵由来のリポタンパク質によって乳化された水中油滴型のエマルジョンであるマヨネーズ,初期水分が1~3%と低いため吸湿しやすく,水分が5~7%まで上昇すると軟化などの品質劣化が生じるポテトチップスなどのスナック菓子,炊飯調理した米飯をトレイに入れて無菌パックした無菌包装米飯,加熱加圧殺菌したレトルト食品など非常に広範囲にわたっている。

【目次】(各節、共通項目1.1 機能性と用途, 1.2 製法, 1.3 メーカー動向)
1. アルミ箔
2. PVDCコートフィルム
3. EVOH系フィルム
4. PVAコートフィルム
5. ONyフィルム
6. アルミ蒸着フィルム
7. 透明蒸着フィルム

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[ 機能材料マーケットデータ ]

プラスチック添加用防曇剤の市場動向
Market Trend of Plastic Additives for Anti-Fogging

 プラスチックの表面は撥水性をもっており,表面が曇りやすくなる。食品包装用フィルムでは,表面が曇ることによって内容物が見えなくなったり,付着した水滴により変色や腐敗を招いたりする問題が発生する。一方,農業用のハウスやアーチパイプ,トンネルなどに使われる農業用フィルムでも,ハウスなどの内外の温度差によって生じる水滴で農作物の腐敗が進みやすい。そのため,食品包装用フィルムや農業用フィルムでは防曇剤が使用され,製品使用時に外気面,内面(気温,水滴)における曇りを防止している。

【目次】
1. 食品・非食品用防曇フィルム
2. 農業用防曇フィルム
3. 需要動向
4. 価格動向
5. メーカー動向

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2018『機能材料』総目次

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