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硫黄の有効利用と将来展望 

Effective Utilization and View of Sulfur

★硫黄および硫黄化合物の基礎から加硫における挙動と架橋反応,またゴム,プラスチック,医薬品,食品,潤滑油,電池など多岐にわたる有効利用を収載!

商品コード:
S0784
著者:
秋葉光雄
発行日:
2014年3月31日
体裁:
A4判・200頁
ISBNコード:
978-4-7813-0942-2
価格(税込):
77,000
ポイント: 700 Pt
関連カテゴリ:
ファインケミカル
ファインケミカル > 触媒・酵素・天然物

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キーワード:

含硫黄ゴム/含硫黄配合剤/加硫剤/加硫促進剤/素練促進剤/リターダー/老化防止剤/サブ/シランカップリング剤/含硫黄プラスチック/新しい含硫黄ポリマー/含硫黄配合剤/高分子ゲル/スルフィルイミンの有効利用/硫黄の用途/導電性モノマー/燃料電池/その他

刊行にあたって

 工業的に硫黄の有効利用の始まりは,1839 年にC. グットイヤー(米)が,ゴムの加硫方法を発見した事にはじまる。
 書籍としては,1975 年(昭和50 年)にシーエムシー出版が出版した硫黄の本『含硫黄化合物の新しい技術と利用』,さらに同社より硫黄の本が1984 年と2007 年に2冊出版されている。
 硫黄の化学は古く,随分発展して来たように見えるが,炭素を中心にした有機化学の発展に比べれば,未だほとんどがジャングルで,今まで開拓されてきたのはほんの氷山の一角かこれにも足らぬ程度で,大半以上は未だこれから開発を待たれる状況である。それだけに将来楽しみの多い,何が出てくるかわからない分野である 。
 本書は硫黄の利用として第2 章で多量に使用されるゴム工業について,含硫黄ゴム,含硫黄配合物,加硫促進剤,素練促進剤,リターダー,サブ,シランカップリング剤などを述べ,第3 章ではプラスチック工業について,含硫黄プラスチック,新しい含硫黄ポリマー,含硫黄配合剤,高分子ゲルを詳述し,第4 章では,スルフィルイミンの有効利用,第5 章で硫黄の用途と将来展望をまとめている。
 関連業界の方々にぜひご購読をお願いするしだいである。
(本書より一部抜粋)

著者一覧

秋葉光雄

目次 +   クリックで目次を表示

第1章 緒言

第2章 ゴム工業
2.1 含硫黄ゴム
 (1) 多硫化ゴム
 (2) ハイパロン
 (3) 液状ゴム(チオコールLP)
(4) スルホン化EPDM(SEPDM)
2.2 含硫黄配合剤
 (1) 加硫剤
   ジエン系ゴムの加硫剤
   硫黄とは
   日本での硫黄の生産
   我が国のゴムの誕生の地(硫黄加硫)
   不溶性硫黄
   不溶性硫黄の製造
   単体硫黄と不溶性硫黄の熱的挙動の相違
   NRの不溶性硫黄加硫におけるステアリン配亜鉛の挙動
   環状ヘキサスルフィドによるゴム加硫
   環状ポリスルフィドによる天然ゴムの加硫
   高分子量アミン加硫促進剤
   多硫化ゴムによるCRのSelf架橋
   加硫剤の種類
   含ハロゲンゴムの加硫剤
   ビスムチオールによる含ハロゲンゴムの加硫
   動的架橋(TPV)
   冷加硫(低温硫黄加硫)と高温高速加硫
   高温架橋
   硫黄加硫について
   リモネン及び誘導体による架橋
   ゴム・エラストマーの加硫例
 (2) 加硫促進剤
   亜硫酸カルシウムの反応
   ジフェニルジテルリドによるゴムの加硫
   加硫促進剤の合成
   スルフェンアミドの置換基効果
   ブタジエン-スチレンエラストマーコンポジットの硫黄バルカニゼーション促進剤としての新規イオン液体
 (3) 素練促進剤
 (4) リターダー(スコーチ防止剤)
 (5) 老化防止剤
   老化防止剤の反応性
   加工安定剤
 (6) サブ(ファクチス)
 (7) シランカップリング剤
 (8) その他

第3章 プラスチック工業
3.1 含硫黄プラスチック
 (1) ポリフェニレンスルフィド(PPS)
 (2) ポリスルホン(PSU)
 (3) ポリエーテルスルホン(PES)
 (4) ポリアミンスルホン(PAS)
 (5) ポリチオフェン
3.2 新しい含硫黄ポリマー
3.3 含硫黄配合剤
 (1) 酸化防止剤
 (2) 硫黄系,リン系酸化防止剤の相違点
 (3) 硫黄系酸化防止剤の特性
 (4) ポリスルフォン-ZnOナノ複合体
3.4 高分子ゲル

第4章 スルフィルイミンの有効利用

第5章 硫黄の用途
5.1 マッチ
5.2 火薬
5.3 コンクリート
5.4 医薬品
5.5 チオフェン(オリゴチオフェン)
5.6 アミノ酸
5.7 食品
5.8 農薬
5.9 天然物
5.10 潤滑油添加剤
5.11 プラスチックレンズ
5.12 導電性モノマー
5.13 電池
5.14 エボナイト
5.15 硫酸
5.16 抗ガン剤
5.17 その他
5.18 硫黄の将来の用途

第6章 おわりに

付録

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