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粘・接着剤/接合技術の開発と市場2026

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Development and Market of Adhesives and Bonding Technology 2026

★ モノづくりを支える接着・接合技術の最新開発動向と市場に迫る!
★ 軽量・簡便・環境対応の機能性接着・接合技術がつなぐ脱炭素社会! 
★ 自動車・エレクトロニクス分野の需要拡大×化学品規制による供給変動!市場動向も要
チェック!

商品コード:
S0897
発行日:
2026年2月27日予定
体裁:
B5判、約210ページ
ISBNコード:
978-4-7813-1918-6

Review

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キーワード:

接着剤/粘着剤/接合/マルチマテリアル/異種材料接合/設計/易解体性接着/導電性接着/構造用接着/生分解性接着/環境対応/機能性接着/プラズマ/装置/自動車/建設/ヘルスケア/電子機器/半導体/包装/宇宙/繊維/ラベル/フィルム/市場/種類別/用途別/規制動向/メーカー動向/カーボンニュートラル

刊行にあたって

 日本の接着剤産業は近年,木材分野の需要縮小,環境規制による溶剤系製品の減産,海外生産拠点への移管,国内市場の成熟化を背景に,生産量全体が緩やかに減少しています。日本接着工業会の統計によると,2024年の接着剤生産量は74万6953トンで前年から微減,最も生産量の多い合板用途は前年比5.1%減,次いで現場施工用途は同2%減と接着剤の主力用途が前年割れとなりました。
 一方で,高機能・環境対応型,省力・簡便化を実現する接着剤へのシフトが国内生産維持の鍵となっています。硬化時の熱源廃止を可能にして二酸化炭素(CO2)排出量を削減し、カーボンニュートラル(CN)に貢献する環境対応製品の開発が活発であることや,また,熟練職人の高齢化や人手不足を背景に,工程数を削減し簡単に施工できることが求められていることが背景にあります。
 国内市場は,自動車やエレクトロニクス分野を中心に需要が拡大しており,製造業において,優れた接着性と特定の刺激で剥離できる易解体性接着剤,そして,人工知能(AI)分野ではAIチップの搭載場所に合わせた,耐衝撃・耐熱・耐湿などの機能性接着剤や車載装置などの電子化による電磁波防除を目的とした導電性接着剤の開発が進められています。
 ところが,化学品の規制による接着剤原料の生産停止などを理由にサプライチェーンの乱れが生じたことが影響し,各メーカーは原材料調達の危機に直面しているのです。そこで,接着剤を使わない接着技術として,異種材料接合(マルチマテリル化)などの接合技術が注目されています。
 今後は,接着剤と接合技術の両輪で進化させることが高信頼性な構造接着・接合の実現につながると考えられます。
 本書は,【技術・開発編】および【市場編】の2部構成で,接着剤と接合技術の動向に迫っています。
 【技術・開発編】では,接着・接合の高機能化に向けた研究、製品開発を第一線でご活躍の専門家に解説いただきました。
 【市場編】では,接着剤の種類別の市場概観から,国内外の市場動向,接着・接合の用途別動向,環境課題,国内外のメーカー動向を収載しました。
 現代のモノづくりを支える接着・接合技術に携わる方々の一助となれば幸いです。


2026年2月
シーエムシー出版 編集部

著者一覧

鈴木靖昭   鈴木接着技術研究所 
北條恵司   (国研)産業技術総合研究所 
中野 元   ノードソン㈱ 
中村雄三   三井化学㈱ 
丹羽陽大   ㈱FUJI 
戸崎 裕   日東電工㈱ 
加納義久   古河電気工業㈱ 
宇山 浩   大阪大学 
若原章博   ビックケミー・ジャパン㈱ 
寺崎 正   (国研)産業技術総合研究所 
芝上基成   (国研)産業技術総合研究所 
氷見山幹基  (国研)産業技術総合研究所 
堀内 伸   (国研)産業技術総合研究所 

目次   クリックで目次を閉じる

【技術・開発編】
第1章 代表的接着継手の強度および破壊条件
1 はじめに
2 接着継手の破壊条件
 2.1 基本的な接着接合形式
 2.2 重ね合せ継手の特徴,応力分布および強度評価
  2.2.1 応力分布(弾性解析解および弾性有限要素解析結果)
  2.2.2 重ね合わせ接着継ぎ手の船団破壊荷重実験地霊
  2.2.3 Al重ね合せ継手の引張せん断試験結果およびFEM 解析による検討例
 2.3 スカーフ継手および突合せ(バット)継手
  2.3.1 2次元弾性FEM解析
  2.3.2 接着強度および破壊条件
 2.4 接着接合部における特異応力場の強さおよび応力拡大係数を用いた接着強度の評価
  2.4.1 特異応力場の強さおよび応力拡大係数によるバット継手の強度評価
  2.4.2 特異応力場の強さによる単純重ね合せ継手の強度評価

第2章 接着継手の加速耐久性評価と重回帰分析による寿命予測法
1 はじめに
2 アイリングの式
3 アイリングの式を用いた単回帰分析による寿命推定法
 3.1 温度のみが寿命に与える影響の解析法(アレニウスの式)
 3.2 湿度,応力,印加電圧等のいずれか一つのストレスが寿命に与える影響の解析法
4 Sustained Load Testによる接着継手の温度,湿度,および応力負荷条件下の耐久性評価結果
 4.1 接着剤A(一液性120℃/1 h加熱硬化エポキシ系)の場合
 4.2 アレニウス式における応力負荷条件下の接着継手の寿命の推定
 4.3 アイリング式の次数nの算出
5 重回帰分析法による接着接合部の寿命予測法
6 おわりに

第3章 構造用接着接合技術の基礎および強度試験方法と耐久性の評価方法
1 接着接合への期待
2 接着強度測定用の試験片の種類と特徴
 2.1 バルク試験片
 2.2 Lap joint(LJ)試験片
 2.3 Double Cantilever Beam(DCB)試験片
3 耐久性評価のための水分劣化加速試験
4 疲労試験
 4.1 LJの疲労試験
 4.2 バルクの疲労試験
 4.3 バルク疲労のメカニズム
5 クリープ試験
 5.1 バルクのクリープ試験
 5.2 疲労/クリープと温度との複合劣化試験
  5.2.1 WLJ(Double Lap Joint)の強度と温度との関係
6 耐久性に大きな影響を及ぼす表面処理
 6.1 オープンDCB試験による接着界面の耐久性評価

第4章 接着剤の塗布工程におけるブレークスルーを実現
―PICO PμlseⓇXPジェットディスペンサー―
1 はじめに
 1.1 ディスペンサーの種類と動作の仕組み
2 接触式ディスペンサーについての紹介
 2.1 エアディスペンサー
 2.2 メカニカルバルブ
3 ジェットディスペンサーについての紹介
4 ジェットディスペンサーの優位性
 4.1 タクトタイムの短縮
 4.2 様々な形状のワークへの対応
  4.2.1 クリアランス管理について(全ワーク共通)
  4.2.2 反っている,もしくは高さ方向の公差があるワークへの塗布
  4.2.3 歯車のようなワークへの塗布
  4.2.4 回転しているワークへの塗布
  4.2.5 入り組んだ箇所への塗布
  4.2.6 まとめ
5 PICO PμlseⓇXPジェットディスペンサーの優位性
 5.1 PICO PμlseⓇXPジェットディスペンサーの特徴
 5.2 微小塗布の実現
 5.3 幅広い液剤の安定塗布
 5.4 高い塗布量精度の実現
 5.5 簡単なメンテナンス
 5.6 まとめ
6 おわりに

第5章 ハイブリッド接合の低温化に向けた新規接着材料の開発
1 背景
2 新規接着材料の設計
3 新規接着材料の基本特性
 3.1 接合強度の評価
 3.2 ダイシング加工性の評価
 3.3 CMP加工性の評価
 3.4 樹脂/Cハイブリッド接合の検証
4 結言

第6章 「Tough Plasma」による接着力向上技術
1 はじめに
2 Tough Plasmaによる表面処理
 2.1 プラズマとは
 2.2 Tough Plasmaによる表面処理の主な効果
 2.3 Tough Plasmaによる表面処理と他工法の比較
3 接着前処理としての効果(樹脂,金属,異種材料など)
 3.1 濡れ性の改善データ
 3.2 接着性の改善データ
  3.2.1 同種材料間での接着
  3.2.2 異種材料間での接着
4 適用事例
 4.1 接着の適用事例紹介
 4.2 導入事例
5 終わりに

第7章 粘着・剥離現象の基礎と粘着剤・粘着テープ設計
1 はじめに
2 粘着テープの接触過程(貼合せ)
3 粘着テープの剥離過程
4 粘着テープの設計
 4.1 粘着剤の設計
 4.2 粘着剤の表面物性とバルク物性の制御について
  4.2.1 表面物性
  4.2.2 バルク物性
5 おわりに

第8章 粘着製品・技術の設計と劣化,および将来展望
1 はじめに
2 現状の粘着製品の設計開発指針
3 粘着のメカニズムと経験則および劣化の局所分析
4 粘着製品の将来展望

第9章 ALLバイオベース・生分解性接着剤の開発
1 はじめに
2 バイオポリマーの熱可塑化と生分解性材料設計
3 バイオポリマーの熱可塑化とホットメルト接着剤への展開
4 おわりに

第10章 環境にやさしい接着剤・シーラント用添加剤
1 はじめに
2 フィラー・機能性粒子の分散安定化
 2.1 分散配合を決定する要素
 2.2 分散安定化の理論
 2.3 主な湿潤分散剤の構造と粘性低減
 2.4 バイオベースの湿潤分散剤
 2.5 水性向けの湿潤分散剤
 2.6 UV硬化系向け及びエポキシ系向けの湿潤分散剤
3 分散体の基材への濡れと表面の平滑性
 3.1 液の表面張力と膜の表面自由エネルギー
 3.2 有機変性ポリシロキサン系表面調整剤の一般構造と特徴
 3.3 水系での加水分解性を抑制した構造
 3.4 溶剤系・UV硬化系でのバリエーションと選択
 3.5 低分子量環状及び直鎖状シロキサンの低減の取り組み
 3.6 アクリル系表面調整剤
 3.7 マクロマー技術による超親水性・高極性塗膜
4 脱泡・消泡による膜欠陥の防止
 4.1 泡の安定化と消泡性
 4.2 消泡剤の効果と組成
 4.3 消泡剤の選定方法
 4.4 PFASフリー消泡剤
 4.5 バイオベース消泡剤
5 沈降防止・たれ防止・パターン保持とレオロジーコントロール
 5.1 粒子の凝集の制御とレオロジー
 5.2 主なレオロジーコントロール剤
  5.2.1 無機系レオロジーコントロール剤 層状ケイ酸塩
  5.2.2 有機系レオロジーコントロール剤
  5.2.3 バイオベースレオロジーコントロール剤
6 まとめ

第11 章ミドリムシ接着剤~自動車構造強度30 MPa と資源循環(易解体・再接着)の両立を可能にするバイオベース接着剤~
1 緒言
2 私たちがミドリムシを使う理由
3 パラミロン(原料)をミドリムシ接着剤にする表面処理
4 ミドリムシ接着剤の強度評価
5 ミドリムシ接着剤の易解体と再利用性
6 結論と課題

【市場編】
第1章 接着剤・粘着剤の市場概観
1 定義と概要
 1.1 反応形接着剤
  1.1.1 シアノアクリレート系
  1.1.2 シリコーン系
  1.1.3 変成シリコーン系
  1.1.4 ウレタン樹脂系
  1.1.5 シリル化ウレタン樹脂系
  1.1.6 エポキシ樹脂系接着剤
  1.1.7 アクリル樹脂系/第2世代アクリル樹脂系(SGA)
 1.2 溶剤形接着剤
  1.2.1 クロロプレンゴム(CR)系溶剤形
  1.2.2 非晶性ポリエステル樹脂(溶剤形)
 1.3 水性形接着剤
  1.3.1 アクリル樹脂系エマルジョン形
  1.3.2 EVA樹脂系エマルジョン形
  1.3.3 酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形
  1.3.4 水性高分子-イソシアネート系
 1.4 縮合形接着剤(ホルムアルデヒド形接着剤)
  1.4.1 ユリア樹脂系
  1.4.2 メラミン樹脂系
  1.4.3 フェノール樹脂系
 1.5 ホットメルト形接着剤
  1.5.1 ウレタン樹脂系反応型
  1.5.2 エラストマー系
  1.5.3 オレフィン系
  1.5.4 メタロセンPO系
  1.5.5 ブチルゴム系
  1.5.6 EVA 樹脂系
  1.5.7 ポリエステル系
  1.5.8 ポリアミド系
  1.5.9 フィルム状
 1.6 粘着剤(感圧形接着剤)
  1.6.1 アクリル樹脂系溶剤形
  1.6.2 シリコーン系溶剤形
  1.6.3 ゴム系溶剤形
  1.6.4 アクリル樹脂系エマルジョン形
  1.6.5 ゴム系ラテックス形粘着剤
  1.6.6 カレンダーロール型ゴム系
2 主要国の接着剤市場の動向
 2.1 日本
 2.2 中国
 2.3 インド
 2.4 米国
 2.5 ドイツ

第2章 接着剤・粘着剤・接合技術の用途別市場
1 概要
2 自動車および輸送機器分野
3 建設・土木分野
4 医療・ヘルスケア・化粧品分野
5 電子機器・半導体分野
6 包装・紙加工分野
7 航空・宇宙・防衛分野
8 繊維・ラベル・フィルム業界向け分野

第3章 接着・粘着剤における規制・標準と環境課題
1 国際的な環境規制
2 日本国内の環境規制(有害化学物質規制/GHS)
3 接着剤・粘着剤のサステナビリティ対応
 3.1 LCA(ライフサイクルアセスメント)
 3.2 リサイクル性への対応
  3.2.1 剥離可能接着剤
  3.2.2 水溶性・アルカリ可能型接着剤
  3.2.3 バイオベース・生分解性接着剤
  3.2.4 リサイクル容易設計
  3.2.5 業界・制度対応

第4章 国内メーカーの動向
1 接着剤・粘着剤・粘着テープ関連メーカー
 1.1 日東電工
 1.2 リンテック
 1.3 アイカ工業
 1.4 コニシ
 1.5 東亞合成
 1.6 ニチバン
 1.7 田岡化学工業
 1.8 綜研化学
 1.9 巴川コーポレーション
 1.10 サンエー化研
 1.11 セメダイン
 1.12 大共
 1.13 古河電気工業
2 接着剤・粘着剤の原材料メーカー
 2.1 DIC
 2.2 三井化学
 2.3 ADEKA
 2.4 味の素ファインテクノ
 2.5 荒川化学工業
 2.6 エボニックジャパン
 2.7 カネカ
 2.8 クラレ
 2.9 T&K TOKA
 2.10 東ソー
 2.11 巴工業
 2.12 ハリマ化成
3 接合・溶接メーカー
 3.1 ノードソン
 3.2 日本プラズマトリート
 3.3 FUJI
 3.4 日本アビオニクス
 3.5 武蔵エンジニアリング
 3.6 ハーマン・ウルトラソニック・ジャパン
 3.7 佐竹マルチミクス

第5章 接着剤・粘着剤の海外メーカー動向
1 Sika
2 Henkel
3 Dow
4 H. B. Fuller
5 Arkema
6 3M
7 BYK‒Chemi

自動車用材料の最新技術と市場

価格(税込): 93,500 円

高分子材料の表面改質技術

価格(税込): 61,600 円