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フレイル予防のアップデート ~研究の進展から社会実装まで~

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Updates in Frailty Prevention

★フレイルは健康な状態とサポートが必要な状態の中間にあり、適度な運動と栄養バランスが重要!
★筋肉・脳などの相関と栄養・運動・休養によるフレイル予防を解説!
★ロコモ、サルコペニア、疲労対策としての運動系・抗疲労系機能性食品素材の有効活用も解説!
★関連産業、ヘルスケア、医療機器、機能性食品、スポーツ施設などの市場動向も解説!

商品コード:
S0894
監修:
矢澤一良
発行日:
2026年4月1日
体裁:
B5判、218頁
ISBNコード:
978-4-7813-1878-3
価格(税込):
88,000
会員価格(税込):
79,200
ポイント: 720 Pt
関連カテゴリ:
刊行予定

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キーワード:

フレイル予防/抗疲労/認知症/フリーラジカル障害/免疫フレイル/脂質代謝/口腔フレイル/社会的フレイル/栄養学/うつ病/要介護/フレイル予防関連産業/スポーツ施設/運動機能補助/ウォーターピック/スポーツクラブ/シルバーカー/トクホ/骨粗しょう症/脊柱管狭窄/認知症/免疫強化

刊行にあたって

健康寿命延伸を考える上で、体内での予防対策として「免疫力」「抵抗力」という言葉に集約され、食品の機能性と生活習慣がフォーカスされています。本書はこのような考えの下での、「フレイル(虚弱)」を中心に今後の傾向と対策について、各分野の専門家にご寄稿頂きました。

フレイルとは健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味し、早期の気づきと治療や予防が重要であると考えられます。フレイルを予防するには、ロコモ対応に必要な適度な運動と栄養バランスの取れた食生活、そして社会活動への参加が必要とされています。また、運動系・抗疲労系機能性食品素材の有効活用が求められています。この分野の研究・開発に力を注ぐことが国民の健康福祉(予防医学、健康寿命延伸)に社会貢献し、またそれが企業振興にもつながるものと確信をしています。

本書はフレイルの研究の進展から社会実装まで様々な観点から解説しました。

著者一覧

辻哲夫   医療経済研究・社会保険福祉協会;東京大学
矢澤一良   早稲田大学
飯島勝矢   東京大学
葛谷雅文   名鉄病院,名古屋大学
原馬明子   麻布大学発ベンチャー ㈱食機能探索研究所;麻布大学
守口徹   麻布大学発ベンチャー ㈱食機能探索研究所;麻布大学
福岡秀興   千葉大学
内藤裕二   京都府立医科大学
髙木智久   京都府立医科大学
大澤俊彦   人間総合科学大学大学院;名古屋大学
山﨑隆太郎   明治大学
小石遼太郎   明治大学
長竹貴広   明治大学;医薬基盤・健康・栄養研究所
小松知子   神奈川歯科大学
李昌一   神奈川歯科大学
田中友規   東京大学
功刀浩   永寿会 恩方病院;帝京大学
大渕修一   東京都健康長寿医療センター
近藤克則   千葉大学予防医学センター;医療経済研究・社会保険福祉協会
シーエムシー出版 編集部

目次   クリックで目次を閉じる

【技術編】

第1章 出版にあたって
1 超高齢化が進行する中で今急がれること―介護予防の早期対応としてのフレイル予防
2 フレイル及びフレイル予防の概念と意義
3 フレイル予防のポピュレーションアプローチの重要性と期待される効果
4 フレイル予防のポピュレーションアプローチの取組の経過と現状
5 今後の展望

第2章 刊行のねらい
1 本書刊行のねらい
2 フレイルの多面性を考える
3 オール世代フレイルを考える
4 フレイルとDoHAD理論・エピジェネティクス
5 フレイルとミトコンドリア機能の関連
6 フレイル予防と機能性食品

第3章 フレイル対策の実践~健康長寿と幸福長寿の実現に向けて~
1 はじめに
2 健康長寿実現のために必須のフレイル概念
3 高齢期における食の安定性,そして『食力』とは
4 フレイル予防のための3つの柱
5 フレイル状態のセルフチェック等による「見える化」も基本
6 学術的知見(エビデンス)からみるフレイル予防のポイント
7 科学的根拠(最新エビデンス)と行動心理実践の両面
8 地域住民フレイルサポーター主体のフレイル予防活動 ~特徴と狙い~
9 フレイル予防はまさに総合知によるまちづくり ~住民主体の自助・互助活動の推進~
10 フレイル予防の特性に留意した「ゼロ次予防」の重要性と環境づくりの取り組み
11 おわりに

第4章 フレイル,サルコペニア,ロコモティブシンドロームの概説
1 はじめに
2 フレイル
3 サルコペニア
4 ロコモティブシンドローム
5 フレイル・サルコペニア・ロコモティブシンドロームの関係性
6 さいごに

第5章 プレコンセプションケアから周産期にかけての脂質栄養の重要性
1 はじめに
2 必須脂肪酸
3 性周期について
4 生殖補助医療や妊孕性について
5 母体から仔へのDHA供給(胎仔期,乳幼仔期)
6 早産のリスク軽減
7 母性行動,養育行動
8 産後のメンタルヘルスへの影響
9 おわりに

第6章 DOHaD説からみたフレイルの胎生期起源
1 新しい医学概念としてのDOHaD説
2 骨格筋細胞の胎生期形成とサルコペニア
3 胎生期の骨形成と骨粗鬆症
4 出生体重と認知能
5 フレイルをDOHaD説から考える
6 おわりに(ライフコースを見据えたフレイル・生活習慣病予防)

第7章 ガットフレイル:その概念と対策
1 はじめに
2 ガットフレイルとは?
3 ガットフレイルの症状・診断
4 ガットフレイルの病態
5 ガットフレイルの対策
6 ガットフレイルとマイクロバイオーム創薬
7 おわりに

第8章 「フレイル」と「フリーラジカル障害」
1 「活性酸素・フリーラジカル」の持つ功罪二面性とは?
2 「フレイル」予防における「抗酸化フィトケミカル」への期待
3 抗酸化評価系のヒト臨床への応用

第9章 免疫フレイルの制御と脂質代謝物による炎症反応の制御
1 はじめに
2 加齢による胸腺の退縮とT細胞の変容
3 炎症制御における脂質代謝と老化による変容
4 ω3脂肪酸代謝物による新たな炎症制御機構
5 皮膚における老化と炎症
6 おわりに

第10章 オーラルフレイル予防のアップデート―オーラルフレイル予防における歯科疾患と検査の現況と展開―
1 はじめに
2 歯周病とオーラルフレイル
3 口腔乾燥(ドライマウス)とオーラルフレイル
4 オーラルフレイルの地域・健診レベルのスクリーニング
5 歯科臨床における口腔機能検査の活用
6 オーラルフレイルにおける病態と検査のアップデート:酸化ストレスと唾液抗酸能検査へ
7 おわりに ―抗酸化検査・医療を含む「食べる科学」の展望―

第11章 フレイルの社会的側面から「最初のドミノ」を止める
1 はじめに:「外へ出る理由」が消えていないか
2 「社会的フレイル」という言葉をどう扱うべきか
3 フレイルの社会的側面とは何か:足し算ではなく“相互に影響し合う”である
4 フレイルの社会的側面のリスク
5 フレイルの社会的側面が,こころ・活動・口腔・栄養を動かすドミノ倒しを理解する
6 社会的側面対策を“実装”する装置:住民主体のフレイルチェックとサポーター
7 データで見る“フレイルの社会的側面のリアル”
8 個人の努力だけでは完結しない。地域のウェルビーイングがフレイルリスクと結びつく
9 社会的な孤立・孤独対策への投資
10 まとめ:社会とのつながりはフレイルの「最初の入口」であり,地域のWell-beingと住民主体の仕組みが鍵である

第12章 「オール世代フレイル」予防と機能性食品
1 「高齢者フレイル」およびフレイル予防
2 ロコモティブシンドロームとフレイル対策
3 フレイル対策と機能性食品
4 高齢者に特定できない「オール世代フレイル」
5 オール世代フレイル予防の視点からの機能性食品の役割
6 おわりに

第13章 フレイルと老年期の精神疾患:うつ病,認知症を中心に
1 はじめに
2 うつ病とフレイル
3 認知機能障害とフレイル
4 うつ病や認知症の予防
 4.1 身体活動・運動
 4.2 食生活
 4.3 その他

第14章 フレイルと高齢者スポーツ
1 はじめに
2 介入
3 スポーツ
 3.1 運動機能低下
 3.2 認知機能低下
 3.3 口腔機能低下
4 おわりに

第15章 ポピュレーションアプローチによるフレイル予防
1 ポピュレーションアプローチを重視すべき理由
 1.1 ハイリスクアプローチの限界
 1.2 ポピュレーションアプローチの可能性
 1.3 ゼロ次予防とポピュレーションアプローチ
2 ポピュレーションアプローチによる介護予防
 2.1 建造環境要因・ウォーカビリティ
 2.2 社会参加しやすい環境づくり
 2.3 社会参加しやすい環境づくりで要介護認定率も低下
3 社会実装に向けてー裾野の広いフレイル予防関連産業
 3.1 PFS/SIBの可能性

【市場編】

第1章 フレイル予防の現状と関連産業
1 フレイルに関する社会意識の現状
2 フレイルに対する行政の取り組みの現状
 2.1 政府の施策対応
 2.2 地方自治体の対応
3 フレイル研究の現状
4 フレイル関連産業

第2章 フレイル予防とヘルスケアビジネス
1 概要
2 フレイル予防と評価・スクリーニング系(アセスメント)サービス
 2.1 概要
 2.2 サービス提供団体/企業と提供サービスの内容
3 フレイル予防と運動・リハビリ系サービス
 3.1 概要
 3.2 主なサービスの内容
4 フレイル予防と栄養・食支援系サービス
 4.1 概要
 4.2 主なサービスの内容
5 社会参加・コミュニティ支援サービス
6 ICT・デジタルヘルス系支援サービス
7 介護施設向けのフレイル予防プログラム
8 自治体・保険者向けヘルスケア事業
9 住まい・生活支援系サービス
 9.1 住まい系サービス
 9.2 生活支援系サービス

第3章 フレイル予防と医療
1 概要
 1.1 フレイルと主な病気との関連
 1.2 ロコモティブシンドロームとフレイル
 1.3 ロコティブシンドロームの原因
 1.4 ロコモの診断法
2 ロコモ,フレイルにつながる疾患と対応
 2.1 変形性関節症
 2.2 関節リウマチ
 2.3 骨粗しょう症
 2.4 脊柱管狭窄症
3 認知症とフレイル予防
4 慢性疾患とフレイル予防
5 抗酸化,低栄養とフレイル予防
6 免疫老化とフレイル予防
7 口腔衛生とフレイル予防
8 フレイル予防医薬品の開発

第4章 フレイル予防と医療機器
1 概要
2 主な医療機器のメーカーと製品
 2.1 デジタル技術を活用したフレイル予防医療機器
 2.2 筋力や歩行などの身体機能を評価・改善する医療機器
 2.3 フレイル予防用リハビリ用機器
 2.4 日常の生活行動を支援する機器
 2.5 認知機能支援機器や認知機能検査システム
 2.6 生活機能を支える在宅医療,見守り機器
 2.7 口腔機能(オーラルフレイル)を改善する機器

第5章 フレイル予防と機能性食品
1 概要
2 フレイル予防につながる機能性関与成分
 2.1 HMB(β-ヒドロキシβ-メチル酪酸)
 2.2 ロイシン+BCAA(分岐アミノ酸)
 2.3 乳酸菌・ビフィズス菌
 2.4 EPA・DHA
 2.5 ビタミンD
 2.6 カルシウム
 2.7 グルコサミン塩酸塩/N-アセチルグルコサミン
 2.8 非変形性Ⅱ型コラーゲン
 2.9 コラーゲンペプチド
 2.10 プロテオグリカン
 2.11 ヒアルロン酸ナトリウム
 2.12 大豆イソフラボン
 2.13 その他の機能性食品素材