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月刊機能材料 2022年2月号

【特集】スマートウィンドウ(調光ガラス)の開発動向

商品コード:
M2202
発行日:
2022年2月7日
体裁:
B5判
ISSNコード:
0286-4835
価格(税込):
4,400
ポイント: 40 Pt
関連カテゴリ:
雑誌・定期刊行物
雑誌・定期刊行物 > 月刊機能材料

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著者一覧

吉村和記  (国研)産業技術総合研究所 
樋口昌芳  (国研)物質・材料研究機構 
田嶌一樹  (国研)産業技術総合研究所
荒木克己  東レエンジニアリング(株)
福井理晃  林テレンプ(株)
今榮一郎  広島大学 
阿部良夫  北見工業大学 
竹田諭司  MirasoLab 
高橋信行  昭和電工(株)
木通秀樹  (株)日本総合研究所   

目次 +   クリックで目次を表示

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【特集】スマートウィンドウ(調光ガラス)の開発動向

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省エネ窓ガラスとしてのスマートウィンドウ技術と調光ミラー
Smart Window as Energy Saving Window and Switchable Mirror

 日射遮蔽のレベルを可変することができるスマートウィンドウは,省エネになる窓ガラスとして注目を集めている。スマートウィンドウでは,どのような原理で,冷暖房負荷を低減することができるのかを詳しく解説する。また,他のスマートウィンドウと比較しても大きな省エネ効果が期待できる調光ミラーガラスについて紹介する。

【目次】
1 はじめに
2 窓のエネルギー性能と冷暖房負荷
3 日射の方角依存性
4 遮熱が冷暖房負荷に与える効果
5 日射遮蔽における吸収再放射
6 調光ミラーとは
7 スイッチング方式

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グラデーション変化する調光ガラスの開発とその可能性
Gradient Tinting Smart Window

 遮光部分と透明部分を自由に変えることができる「グラデーション調光ガラス」は,現在のブラインドやカーテンを不要にする新技術である。本稿では,メタロ超分子ポリマーのエレクトロクロミック特性(電気化学的酸化還元で色が変わる特性)を利用したグラデーション調光ガラスの開発を紹介する。

【目次】
1 はじめに
2 メタロ超分子ポリマー
3 EC変化の原理
4 メタロ超分子ポリマーのEC特性
5 ECデバイス(ECD)
6 グラデーション調光ガラス
7 おわりに

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スリットコーターを用いた塗布型調光フィルムの研究開発
Research and Development of Coated Light Control Film Using Slit Coater
 
 住宅・ビルや自動車など移動体の窓は,大量の太陽光とそれに伴う熱が入り込み,室内の熱環境に悪影響を及ぼしている。そのため,光学特性を可変する調光技術に期待が寄せられているが普及は限定的である。本稿では著者らが研究開発を行っている高生産性や低コスト化に資する塗布型調光フィルムについて紹介する。

【目次】
1 はじめに
2 窓に対する熱制御技術
3 調光技術のトレンド
4 塗布型調光デバイスの開発
5 おわりに

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色調制御可能なスマートウィンドウ開発のための材料設計
Material Design for the Development of Color-Tunable Smart Windows

 有機化合物の多様な分子制御技術を利用し,側鎖置換基の種類や数,主鎖共役長を制御したπ共役系高分子を設計,合成した。有機ポリマーの無機電極への密着性を向上するためにポリシルセスキオキサンやシリカのようなシロキサン系ネットワークポリマーを利用した。

【目次】
1 緒言
2 置換基制御したポリチオフェン
3 分子量制御したポリチオフェン(オリゴチオフェン)
4 耐久性向上を目指したシロキサンネットワークの導入
5 おわりに

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遷移金属酸化物系エレクトロクロミック薄膜のスパッタ成膜プロセス
Sputter Deposition Process of Electrochromic Transition Metal Oxide Thin Films

 多くの遷移金属酸化物がエレクトロクロミック特性を示し,スマートウィンドウへの応用が検討されている。本論文では,各種酸化物材料のエレクトロクロミック特性とそれらの薄膜を高速成膜可能な低温水蒸気スパッタ法について解説する。

【目次】
1 はじめに
2 遷移金属酸化物系エレクトロクロミック材料
3 スパッタ法による酸化物薄膜の作製
 3.1 スパッタ法
 3.2 水蒸気雰囲気中でのスパッタ成膜
 3.3 低温水蒸気スパッタ法
4 おわりに

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スマートウィンドウ技術による快適空間創出
Comfortable Space Creation by Smart-Window Technologies

 我々の想像をはるかに超える熱波・豪雨・洪水・干ばつが地球規模で頻発する今日,生態系や人々の生活に深刻な被害が現れ始めている。この異常気象の原因は地球温暖化であり,それを引き起こしていると考えられる温室効果ガスの削減は必須,地球環境に負荷を与えず持続可能な社会を実現する取り組みに今すぐ着手し,それを強く推し進めていく行動が求められている。住宅,オフィス,自動車の窓ガラスにおいても更なる省エネルギー化が必須となっており,環境負荷を低減しつつ空間快適性をこれまで以上に向上させる脱炭素化社会に合致した機能性ガラスへの関心が高まっている。本稿では,この快適空間創出において重要な役割を果たす機能性ガラス=スマートウィンドウについて解説する。

【目次】
1 はじめに
2 断熱ウィンドウ
3 熱線遮蔽ウィンドウ
4 調光ウィンドウ
5 おわりに

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[Material Report-R&D-]

フィルム型異種材料簡易接合“WelQuickⓇ”の開発と展望
Development and Prospect of “WelQuickⓇ” : Quickly Bonding Film of Dissimilar Materials

 簡易性と接着性を両立した異種材料接合技術WelQuickⓇを当社は開発した。熱可塑性フィルムの固体⇔液体の相変化を利用することにより,瞬間的な接合を可能にした。様々な組み合わせの異種材料接合でも強力な接着力を発現し,さらにお客様のニーズに適した溶着方法に幅広く対応可能である。効果的な接合ソリューションとしてWelQuickⓇについて紹介する。

【目次】
1 はじめに
2 WelQuickⓇの接着性能
 2.1 多様な異種材料への適合
 2.2 強力接着
 2.3 強靭性
 2.4 耐熱性
 2.5 高耐久性
3 WelQuickⓇの簡便性
 3.1フィルム形状
 3.2 フィルムの取り扱い
 3.3 リペア性,リサイクル性
 3.4 溶着方法
4 まとめ

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[連載 車載用LiB のリユース&リサイクル技術動向]

-第2回-
LiBの循環市場構築に求められる診断評価技術
The Diagnosis & Evaluation Technology Required for Building a Circular Economy for LiB

 2050年の脱炭素化と持続可能社会の実現に向けた中核技術であるEVの車載電池の循環市場を実現するための実効性あるサーキュラーエコノミーの仕組みを提示し,中古EV,電池リユース等で的確な残存価値の評価を行う診断手法とその課題を示す。

【目次】
1 はじめに
2 車載電池の循環市場の課題と実現方策
 2.1 EV市場の拡大と廃棄電池の発生動向
 2.2 車載電池の循環市場の課題
 2.3 電池のCEを構成するサプライチェーン構造
 2.4 各ステップで発生する価値とその最大活用の方針
  2.4.1 新車利用
  2.4.2 中古EV利用
  2.4.3 リユース(類似用途)
  2.4.4 リユース(他用途)
  2.4.5 リサイクル
3 求められる診断技術とその課題
 3.1 『車両利用時の価値評価』で必要となる診断技術とその課題
 3.2 『リユース時の電池評価』で必要となる診断技術とその課題
 3.3 リユース電池利用時の健全性評価』で必要になる診断技術とその課題
4 おわりに

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[Market Data]

プリンター用ケミカルスの市場動向

 2019年のプリンターの世界市場は,前年比93%の9,851万台と減少した。テクノロジー別では,ドットインパクトプリンター,インクジェットプリンターおよび電子写真プリンターのすべての方式で前年度比マイナスとなった。2022年のプリンター世界市場は,2019年比94%の9,299万台と予測されている。

1 世界のプリンター市場
2 国内プリンター市場
3 プリンター用ケミカルスの市場動向
 3.1 インクジェット用色素
 3.2 電子写真プリンター用材料・電子写真用感光体
 3.3 感熱記録用材料
 3.4 感圧記録用材料

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[Material Profile]

炭化ケイ素系繊維