カテゴリ

  • 近日発売の新刊情報
  • CMCeBOOK

CAR-T、TCR-T、NK細胞療法の最前線 2021【総括編】 CD-ROM版 ~ 他家細胞・iPS細胞利用と固形癌攻略のための開発競争が加速 ~

★日本、米国、欧州、中国の注目企業44社の開発戦略や提携状況取を徹底分析 !
★全世界の臨床試験状況を集計して、トレンドを分析 !
★有効性、安全性、製造コストの課題を解決し得る注目技術をテーマ別に徹底調査 !
★革新的技術を応用した研究開発品目を徹底調査 !
★日本、米国、欧州の市場ポテンシャルを徹底分析 !

<こちらの商品は、CD-ROM(PDF)版です、書籍版をご希望の際は、関連商品欄、書籍版詳細ページからご注文ください。書籍+CD-ROMセット版をご希望の場合は、問合せフォームよりご連絡ください。>

商品コード:
P1105
発行元:
株式会社シード・プランニング
発行日:
2021年9月28日
体裁:
A4 判、221ページ  ※本書はお届けまで1週間程度お時間を頂きます
価格(税込):
198,000
ポイント: 1,800 Pt
関連カテゴリ:
バイオテクノロジー
マーケット情報・業界動向・その他
バイオテクノロジー > 先端医療(再生医療・細胞治療等)

Review

この商品に対するご感想をぜひお寄せください。

キーワード:

細胞治療 / がん治療 / がん細胞 / 免疫細胞 / T細胞 / NK細胞 / NKT細胞 / 抗体 / 遺伝子導入 / ベクター / 細胞培養

刊行にあたって

免疫細胞を採取して、体外で抗腫瘍効果を高めるよう誘導したり、増殖させたりした後に患者に投与する治療法は、養子免疫細胞療法(Adoptive Cell Therapy)と称され、1980年代後半に、さまざまな臨床応用が行われてきました。その中で、CAR-T細胞療法が血液癌に対して非常に高い治療効果を示し、2017年に市場に登場して、早くも2020年に世界で10億ドル超の市場を形成しています。
一方で、養子免疫細胞療法を必要とする患者に広く普及するため、製造・流通コストを削減することは重要な課題です。その課題に対して、例えば、現在のような自家細胞の利用*ではなく、他家細胞を利用してoff-the-shelfの免疫細胞医薬品**を実現するための開発が活況を呈しています。また、がん患者の9割を占める固形癌を適応症とした養子免疫細胞療法が登場すれば、市場は飛躍的に拡大すると期待されており、固形癌に対する研究開発は世界的に非常に活発です。
本書は養子免疫細胞療法のうち、獲得免疫系リンパ球のαβT細胞ベースの治療法と、自然免疫系リンパ球であるNatural Killer (NK)細胞、NKT細胞、ならびにガンマデルタT(γδT)細胞ベースの治療法に焦点を当てて、技術開発動向や臨床試験動向、注目企業の事業戦略を調査分析することで、養子免疫細胞療法の市場の将来展望を見通すことを目指しています。

* 患者本人の細胞を原材料にして養子免疫細胞医薬品をオーダーメイドで製造し、当該患者に投与すること
** 健常人ドナーの細胞あるいはiPS細胞を原材料にして養子免疫細胞医薬品を製造し、不特定多数の患者に
  いつでもすぐ投与できるよう流通させること

著者一覧

-

目次 +   クリックで目次を表示

第1章 養子免疫細胞療法の概説
 1.養子免疫細胞療法とは
 2.遺伝子改変の代表例
  (1)CAR-T細胞
  (2)TCR-T細胞
 3.主な細胞種
  (1)アルファベータT細胞(αβT細胞)
  (2)ガンマデルタT細胞(γδT細胞)
  (3)NK細胞
  (4)NKT細胞

第2章 養子免疫細胞療法の販売状況
 1.販売承認の動向
 2.販売品目の概要
 3.販売品目の製造状況

第3章 養子免疫細胞療法の注目技術
 1.概説
 2. 注目技術
  (1)遺伝子導入する受容体 *
    ①CARコンストラクト
    ②TCRコンストラクト
    ③ガンマデルタTCRの利用
    ④新しい抗原認識部位
    ⑤新規のキメラ受容体
  (2)細胞種・細胞源
    ①健常人ドナー由来のT細胞、NK細胞、γδT細胞療法
    ②胎盤由来のT細胞、NK細胞療法
    ③臍帯血由来のNK細胞、CIK細胞療法
    ④造血幹細胞由来の他家NKT細胞療法
    ⑤多能性幹細胞から分離させたT細胞、NK細胞
    ⑥CARを導入した単球、マクロファージ
    ⑦特定のT細胞サブセット・フェノタイプ
  (3)遺伝子導入法
    ①ウイルスベクター
    ②非ウイルス性の遺伝子導入
    ③エレクトロポレーション
  (4)固形がんの攻略
    ①サイトカインシグナルの利用
    ②生体内持続性の向上
    ③腫瘍微小環境における免疫抑制機構の克服
    ④がん組織内部への浸潤能力
  (5)副作用対策
    ①養子免疫細胞の活性化コントロール
    ②内在性TCRのKnock-Down
  (6)ゲノム編集技術
  (7)製造技術
    ①製造期間の短縮
    ②製造の自動化
    ③培養技術
  (8)免疫細胞誘導バイスペシフィック抗体

第4章 養子免疫細胞療法の開発動向
 1.世界の臨床試験の動向
  (1)CAR-T細胞療法
  (2)TCR-T細胞療法
  (3)NK細胞療法
  (4)ガンマデルタT細胞療法
  (5)NKT細胞療法
 2.テーマ別に見た開発動向
  (1)固形癌を適応症としたCAR-T細胞療法
  (2)TCR-T細胞療法
  (3)NK細胞療法
  (4)NKT細胞療法
  (5)ガンマデルタ細胞療法
  (6)健常人ドナー由来の養子免疫細胞療法
  (7)多能性幹細胞から分化させた養子免疫細胞療法
  (8)臍帯血由来の養子免疫細胞療法
  (9)胎盤由来の養子免疫細胞療法
  (10)複数抗原を認識する養子免疫細胞療法
  (11)サイトカインシグナルを利用する養子免疫細胞療法
  (12)腫瘍微小環境の克服を企図した養子免疫細胞療法
  (13)新規のキメラ受容体コンストラクトを導入した養子免疫細胞療法
  (14)活性化コントロール可能な養子免疫細胞療法
  (15)非ウイルス遺伝子導入法で作製された養子免疫細胞療法
  (16)超短期間で製造可能な養子免疫細胞療法

第5章 養子免疫細胞療法の将来展望
 1.現在の市場分析
  (1) Kymriah
  (2) Yescarta
  (3) Tecartus
  (4) Breyanzi
  (5) Abecma
  (6) relmacabtagene autoleucel (relma-cel) 
 2.2035 年までの市場規模予測
  (1) 日・米・欧・中の市場規模推移の予測
  (2) 出発材料別に見た日・米・欧・中の市場規模推移の予測
  (3) 血液癌/固形癌別に見た日・米・欧・中の市場規模推移の予測