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陸上養殖・スマート水産の技術と市場

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Land-based Aquaculture and Smart Fishery -Technology and Market-

★2023年の世界の水産養殖量は健康志向などを背景に増加中!
★近年,日本の1世帯当たりの生鮮魚介類の購入量が増加に転じる!
★専門技術を必要とするスマート水産は22億円規模でますます拡大中!

<本書のカラー図版につきましては下記URLをご参照ください。>
https://www.cmcbooks.co.jp/colordata/S0874_colordata.pdf

商品コード:
S0874
編集:
シーエムシー出版 編集部
発行日:
2023年12月6日
体裁:
B5判・182頁
ISBNコード:
978-4-7813-1748-9
価格(税込):
91,300
会員価格(税込):
82,170
ポイント: 747 Pt
関連カテゴリ:
食品
新刊・近刊
食品 > 製造・加工技術
食品 > 保存技術・安全性

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キーワード:

養殖対象種/フードマイル削減/閉鎖循環式/高級魚/スマート化/最も安く生産で きる施設/生態資料/キャビテーションバブル/計測技術/給餌/水質調整/換水/ 固形物除去/掃除/循環水と濾過システム/光触媒処理/UV/オゾン水生成

刊行にあたって

 令和4(2022)年の日本の漁業・養殖業の生産量は386万トンで,前年比7.5%減少している。一方,世界では水産物需要が増大している。
 そんな中,コロナ禍での巣ごもり消費が,魚離れにちょっとした変化をもたらした。総務省の家計調査によると,2020年の1世帯当たり生鮮魚介類の購入量は,23.9キロで18年ぶりに前年水準を上回った。マグロ,サーモン,アジ,サバ,イワシなどの魚種も需要が伸びている。水産業界では,これを機にあらためて魚のおいしさ,魚食の価値を消費者に伝える必要性を考えている。
 陸上養殖は,魚や藻類などの水産物を陸上の施設で養殖する事業である。2022年6月に公表された「世界漁業・養殖業白書(SOFIA)」によると,2020年の水生動物の養殖生産量は,過去最高の8,750万トンに達している。世界も日本も資源効率性の高い,水産物を安定的に供給する水産養殖の重要性が高まっている。
 また,陸上養殖には,水温,水質,酸素量,塩分濃度,pH値などの計測が必要である。近年,養殖業では,情報通信技術(ICT)を活用した次世代型の養殖技術が始まっており,「スマート水産業」と呼ばれている。2023年度これら日本の次世代型養殖技術は25億円程度まで拡大すると予測される。今後はICTによる作業の効率化・省人化とともに,水産バリューチェーンが一体となったデータプラットフォームの構築によるスマート水産の伸びが期待される。
 本書はこれら陸上養殖とスマート水産の技術と市場をまとめた。

著者一覧

遠藤雅人   東京海洋大学
増田篤稔   玉川大学
那須一男   ㈱ピーエムティー
延東 真   東京海洋大学
高橋明義   北里大学
都留久美子  大分県南部振興局
中島智優   大分県農林水産研究指導センター
野田 誠   大分県農林水産研究指導センター
古川 大   神奈川県水産技術センター内水面試験場
鈴木将平   神奈川県環境農政局
中村良成   神奈川県環境農政局
清水大輔   (国研)水産研究・教育機構
水澤寛太   北里大学
秋山信彦   東海大学
高橋亮平   日建リース工業㈱
田丸 浩   三重大学;先端科学技術研究支援センター;スマートセルイノベーション研究センター
堀 克敏   名古屋大学 

目次 +   クリックで目次を表示

【技術編】
第1章 陸上養殖の現状と展望(特徴,養殖対象種と産業,今後の方向性)
1 水産における養殖の現状と陸上養殖の役割
2 養殖形態と循環式養殖技術
3 環境制御と物質循環
4 養殖対象種と産業
5 IoT・AI技術を活用した陸上養殖のスマート化

第2章 陸上養殖における設計方法とアワビに関する施設ならびに研究事例の紹介
1 背景
2 循環養殖の分類と事業企画における検討事項
2.1 循環養殖の分類
2.2 事業企画における検討事項
3 設計方法
3.1 陸上養殖の暫定的な定義と水産業での慣習
3.2 設計方程式に基づく飼育水量計算方法
4 計算比較と事例の紹介
4.1 AASの設計概要と結果
4.2 半循環試験における設計概要と結果

第3章 キャビテーションバブル+UV照射によるオゾン水生成と魚介類への殺菌利用
1 はじめに
2 魚病対策の背景と省エネ技術の目的
3 従来技術と課題
4 新たな水質管理技術について
4.1 UVキャビテーションバブルによるオゾン水生成装置について
4.2 RDS溶解を組み合わせたオゾン水生成濃度調整について
4.3 オゾン氷の生成装置と活用について
4.4 UVチタン光触媒処理装置について
4.5 UVオゾン水生成とUVチタン光触媒処理の併用について
5 高鮮度処理技術を活かした商品展開について
6 殺菌水を利用した殺菌氷について
7 まとめ

第4章 好気的脱窒を用いた完全閉鎖循環式陸上飼育システムと高品質・好成長養殖,
活魚の在庫化
1 はじめに
2 閉鎖循環式陸上養殖
3 好気的脱窒
4 好気的脱窒と泡沫分離を用いた完全閉鎖循環式飼育システム
5 事業化に向けて
6 おわりに

第5章 緑色光照射のカレイ・ヒラメ類養殖への貢献
1 はじめに
2 ヒラメ
2.1 先行研究
2.2 大分県における実証試験
2.3 夏季試験
2.4 秋冬季試験
2.5 普及活動
2.6 緑色LED光の組織学的および生化学的効果
3 マコガレイ
3.1 大分県での実証試験
3.2 神奈川県での実証試験
4 マツカワ
5 ホシガレイ
6 学術的課題

第6章 地下海水を利用した陸上養殖
1 地下海水の特性
1.1 沿岸水について
1.2 地下海水の優位性
1.3 地下海水の問題点
2 地下海水の掛け流しによる陸上養殖
2.1 飼育可能な生物
2.2 注水・排水
3 地下海水を利用したトラウトサーモンの養殖
3.1 事業化の経緯
3.2 事業化にあたっての課題と解決
3.3 産学官連携による取り組み
3.4 三保サーモンの評価
3.5 今後の課題
3.6 今後の展望

第7章 微生物飼料を活用した次世代陸上養殖の展開
1 はじめに
2 エビ養殖に替わる代替肉について
3 代替肉需要増加の背景
4 陸上養殖の現状
5 淡水・海産の陸上養殖の例
6 魚粉に替わる微生物飼料の開発
7 おわりに

【市場編】
第1章 日本の水産業の現状と課題
1 日本の水産業をとりまく現状
1.1 需要動向
1.2 生産動向
2 陸上養殖の動向
2.1 世界の陸上養殖の現状
2.2 国内の陸上養殖の現状と課題

第2章 閉鎖循環式陸上養殖の施設・設備
1 方式別設備・装置の基本構成
2 閉鎖循環式陸上養殖のシステムと設備
2.1 水槽
2.2 ろ過装置
2.3 ろ材
2.4 循環ポンプ
2.5 殺菌装置
2.6 酸素溶解措置
2.7 LED照明・設備
2.8 水温調節機

第3章 陸上養殖の自動化技術
1 陸上養殖の計測技術
2 自動給餌システム
3 水処理(換水・固形物除去・清掃,DOセンサー,水質管理,循環水・ろ過)システム
4 殺菌処理システム

第4章 次世代の養殖システム
1 アクアポニックス
1.1 概要
1.2 国内の参入企業
2 新規立地の養殖事業
2.1 消費地立地型の完全閉鎖循環型陸上養殖システム
2.2 駅舎を利用した陸上養殖システム
2.3 耕作放棄地を活用した陸上養殖システム

第5章 日本の水産物流通の新潮流
1 水産物流通の現状
2 水産物流通改革の動き
2.1 魚活ボックス
2.2 DXの活用
2.3 鮮度を維持する長距離輸送

第6章 陸上養殖の事例
1 陸上養殖されている魚種
2 陸上養殖の事例
2.1 かけ流し式養殖
2.2 閉鎖循環式養殖

第7章 養殖ビジネスの参入企業
1 日本水産株式会社
2 マルハニチロ株式会社
3 株式会社キッツ
4 双日株式会社
5 株式会社フジキン
6 IMTエンジニアリング株式会社
7 JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)
8 ウニノミクス株式会社
9 近畿大学
10 三井物産株式会社/株式会社FRDジャパン
11 KDDI株式会社
12 富士通株式会社

第8章 スマート水産業・漁業の動向
1 概要
2 スマート水産業へ向けた取り組み
2.1 水中ドローンシステム
2.2 販売管理・水産加工販売管理システム
2.3 養殖関連システム
2.4 操業支援・漁労システム
3 スマート水産業のIT参入企業
3.1 株式会社NTTドコモ
3.2 KDDI株式会社
3.3 NEC(日本電気株式会社)
3.4 ウミトロン株式会社
3.5 株式会社オプティム
3.6 アンデックス株式会社
4 養殖用配合飼料メーカー
4.1 ファームチョイス株式会社/日本水産株式会社
4.2 林兼産業株式会社/マルハニチロ株式会社
4.3 中部飼料株式会社
4.4 日清丸紅飼料株式会社
4.5 フィード・ワン株式会社

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