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月刊機能材料 2022年8月号

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【創刊41周年特集】有機ELの最新技術に迫る

★有機EL材料はフレキシブル性や優れた発光特性から,収納・携帯・意匠の自由度を活かしたディスプレイや次世代の高精細情報表示端末への展開が進んでいます。近年では,携帯しやすさや,視認性などを満たすための要求が強くなっており,性能の向上に寄与する研究開発が盛んに行われております。本特集では,有機ELの材料,デバイス,分析技術の最新の動向についてご執筆いただきました。

商品コード:
M2208
発行日:
2022年8月7日
体裁:
B5判
ISSNコード:
0286-4835
価格(税込):
4,400
ポイント: 40 Pt
関連カテゴリ:
雑誌・定期刊行物
雑誌・定期刊行物 > 月刊機能材料

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著者一覧

富樫和法  保土谷化学工業㈱
市川結  信州大学
吾郷友宏  茨城大学
今井喜胤  近畿大学
伊澤誠一郎  自然科学研究機構 分子科学研究所
森本勝大  富山大学
宮本隆志  ㈱東レリサーチセンター
小野行弘  デクセリアルズ㈱
加藤裕司  デクセリアルズ㈱

目次 +   クリックで目次を表示


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【創刊41周年特集】有機ELの最新技術に迫る
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高効率化を実現する三置換ベンゼンを中心骨格とする新規有機EL材料
New OLED Materials Consisting of Tri-substituted Benzene for High Efficiency

 有機ELデバイスの高性能化を図るためには,発光材料だけでなく,その周辺の正孔輸送材料及び電子輸送材料の性能向上が必要不可欠である。本稿ではワイドギャップな三置換ベンゼン型電子輸送材料の開発内容とそれらを正孔阻止層として用いた燐光青色デバイスの低電圧化,高効率化の検討について紹介する。

【目次】
1 はじめに
2 新規電子輸送材料の分子設計と量子化学計算
3 新規電子輸送材料の基礎物性とデバイス特性
4 おわりに

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典型元素を活用した有機EL用熱活性化遅延蛍光型発光体の開発
Development of Thermally Activated Delayed Fluorescence Emitters by Taking Advantage of Main Group Elements

 高価な希少元素フリーの有機EL発光体として,熱活性化遅延蛍光型の発光体の研究開発が盛んに行われている。本論文では,ホウ素を始めとした典型元素をπ共役系に導入した熱活性化遅延蛍光分子の合成と,青色有機EL素子へ利用した際の特長,特に逆項間交差の加速によるロールオフ特性の改善について解説する。

【目次】
1 はじめに
2 ラダー型ジベンゾヘテラボリンをアクセプターとしたTADF発光体
3 ラダー型ジベンゾヘテラボリンと多重共鳴構造を組み合わせたTADF発光体
4 おわりに

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「円偏光」を発生させる新たな有機発光ダイオードの開発
Development of Novel Organic Light-emitting Diodes (OLED) that emit “Circularly Polarized Luminescence (CPL)”

 物質のキラリティー(chirality)同様,光にもキラリティーが存在し,円偏光発光(circularly polarized luminescence:CPL)と呼ばれている。一般に,CPLはキラル(光学活性)な発光体から発生する。つまり,CPL特性を持つ発光体にはキラルな構造が不可欠である。ここでは,非古典的CPL(Non-classical CPL:NC-CPL)システムとして,磁気円偏光発光(magnetic circularly polarized luminescence:MCPL)システムについて報告する。このシステムを用いることにより,アキラルおよびラセミ体の光学不活性な発光体においても,外部磁場を印加することによって,CPLを発生させることが可能である。この外部磁場印加によるMCPLシステムは,今後,キラルな構造を導入することが容易ではない無機発光体や金属クラスター系発光体,さらには,紫外-可視-近赤外の広い領域をカバーする,様々な発光体からの汎用的なCPLシステムの開発に有益である。

【目次】
1 はじめに
2 外部磁場印加による光学不活性な有機発光体からの円偏光発光
3 外部磁場印加による光学不活性なイリジウム(Ir)燐光性発光体からの円偏光発光
4 光学不活性なイリジウム(Ir)発光体を含む有機ELからの外部磁場駆動円偏光電界発光(MCPEL)
5 まとめ

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乾電池1本で高輝度発光する有機ELの開発
Efficient Organic Light-Emitting Diodes Operated by a 1.5 V Battery

 有機ELの駆動電圧を低減することは,省エネルギー化,モジュール作製コスト減といった観点から必須の課題である。本稿では乾電池1本という超低電圧で有機ELの高輝度発光を実現した研究成果について紹介する。鍵となったのは電流を光に変換する過程で,界面におけるアップコンバージョンという現象を利用することで,駆動電圧を半減させたことである。

【目次】
1 はじめに
2 低電圧で駆動する有機EL素子のデバイス構造
3 低電圧で駆動する有機EL素子のデバイス発光特性
4 発光寿命測定による駆動メカニズムの解明
5 低電圧で駆動する有機EL素子の発光効率
6 電流から光への変換が起こる界面での相互作用の解明
7 まとめと今後の展望

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有機ELに関する分析技術動向
A Trend of Analysis Technology for OLED

 OLEDは自発光型で,視野角・応答速度・薄さ・消費電力に優れており,スマートフォン,TV,照明,VR/AR,車載など幅広い分野で利用されている。しかし,劣化挙動の解明,デバイス構造・製造プロセスの最適化など,まだまだ解決しなければならない課題が数多く,これらを解決するため,分析技術にも進化が求められている。

【目次】
1 SIMSを用いた封止材中の水分拡散評価
 1.1 はじめに
 1.2 評価方法の概要
 1.3 封止材中の水分拡散評価(実験手順)
 1.4 封止材中の水分拡散評価(実験結果)
 1.5 まとめ
2 有機EL素子の構造解析における質量分析:局所的溶媒抽出-NanoESIMSの適用検討
 2.1 はじめに
 2.2 検討内容
 2.3 結果・考察
 2.4 まとめ
3 OLED駆動劣化解析に対するTOFSIMS搭載MS/MS適用検討
 3.1 はじめに
 3.2 実験内容
 3.3 結果・考察
 3.4 まとめ

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[Material Report-R&D-]

最表面の耐久性を40倍以上に高めた反射防止フィルム「HDシリーズ」
Anti-reflection Film “HD Series” with Durability of Topmost Surface Improved by 40 Times or More

 ディスプレイを傷などから守るために,一般的に反射防止フィルムの最表層は防汚コーティングがなされている。デクセリアルズでは,この防汚層のコーティング方法をウェット工法から真空蒸着工法に変えることで,耐擦傷性を著しく改善するに至った。本投稿ではその「HDシリーズ」の特徴を説明するとともに今後の展望を紹介する。

【目次】
1 反射防止フィルムのしくみ
2 反射防止フィルムの製造方法
3 ロールtoロール方式を採用
4 デクセリアルズの反射防止フィルムの4大特徴
5 HDシリーズの特徴
6 ノートPCにおける展望
7 車載ディスプレイにおける展望

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[Market Data]

エポキシ樹脂の市場動向

【目次】
1 需給動向
2 生産能力
3 需要予測
 3.1 国内需要
 3.2 世界の需要
4 硬化剤の種類および概要
 4.1 アミン系硬化剤
  4.1.1 ポリアミドポリアミン
  4.1.2 脂肪族ポリアミン
  4.1.3 脂環式ポリアミン
  4.1.4 芳香族ポリアミン
 4.2 ポリチオール硬化剤
 4.3 酸無水物系硬化剤
 4.4 フェノール系硬化剤
 4.5 触媒系硬化剤(イミダゾール)
 4.6 潜在性硬化剤
5 メーカー動向
 5.1 ADEKA
 5.2 DIC
 5.3 SABICジャパン
 5.4 T&K TOKA
 5.5 味の素ファインテクノ
 5.6 エボニックジャパン(エアープロダクツジャパン)
 5.7 大阪ガスケミカル
 5.8 サンアプロ
 5.9 三新化学工業
 5.10 四国化成工業
 5.11 新日本理化
 5.12 大都産業
 5.13 築野食品工業
 5.14 日油
 5.15 日本触媒
 5.16 北興化学工業
 5.17 丸善石油化学
 5.18 三菱ケミカル
 5.19 明和化成(現 UBE)
 5.20 四日市合成


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[Material Profile]

アラミド繊維
Aramid

ポリエチレン繊維
Polyethylene fiber

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